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NTTドコモは、新型のFOMA端末「900i」シリーズ5機種の開発を発表し、これにあわせて、18日都内で記者発表会を開催。同社iモード事業本部 iモード企画部長の夏野 剛氏から、「900i」シリーズのプレゼンテーションが行なわれたほか、FOMAのCMキャラクターとして活躍する俳優の坂口 憲二も登場。さらに新たにFOMAのテレビCMなどに登場する長谷川 京子からのビデオレターなども披露された。
■ 900iは「究極のiモード端末」
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NTTドコモ
iモード事業本部
iモード企画部長
夏野 剛氏
(impressTV)
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発表会冒頭、ステージに登場した夏野氏は、「満を持して、世界最強と言える900iシリーズを発表できた。2年前から提供してきたFOMAは、サービスエリアの狭さなどを指摘されながらもようやく諸条件が緩和されて、名実ともに900iシリーズは世界最強と自信を持って言える製品に仕上がった。505iシリーズを超える性能、サービスに対応し、一言で表現すると、900iシリーズは究極のiモード端末。これ以上のシリーズはもう無いだろうと思い、あえて“900”という数字にした」とその言葉通り、自信に溢れた表情で900iシリーズの紹介を始めた。
続いて同氏は、900iシリーズの特徴として「自慢したくなるケータイ」「重さ・待受時間が2G並」「505iを超えたサービス」という3点をアピール。
特に「自慢したくなるケータイ」という点について夏野氏は「最近はさまざまなデザインの携帯電話が登場しているが、それだけではデザインにこだわったとは言えない。100万人、200万人というユーザーに使ってもらえるようなデザインとは、単に奇抜なデザインではなく、洗練されており奇抜すぎず、ちょっと自慢したくなるようなものだ。そして今回、“自慢したくなるケータイ”を作ってみようということになった」と他社の端末を意識した発言で、900iシリーズの総合的な魅力を語った。
さらにNECやパナソニック モバイルコミュニケーションズの端末デザイナーのインタビュー映像を流して、所有感を満足させながら使い勝手を追求するというユーザー本位の姿勢を強調した。
夏野氏によればデザインに関しては「今回のN900iのデザインは、いくつかの候補の中でも、最も採用されないだろうと考えられていたもの。またP900iは、ドコモからもあえて“ドコモらしくない製品”に仕上げて欲しいとお願いしていた」と述べた。
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夏野氏は「900iは究極のiモード端末」とアピール
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より幅広いユーザー層に受け入れられるようなデザインを追求したという
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■ 付加機能モデルも「900i」として提供
夏野氏は、今回より提供される新サービスや、各端末の魅力について触れた後、数枚のスライドを披露。そこには「P900iV」「F900iT」と記された端末の写真が紹介されており、「これまでは何らかの特徴的な機能を持った端末は、600シリーズなどで提供してきたが、これからは同じFOMAとして、同じ900iシリーズとして提供する」(夏野氏)との戦略で展開されるという。
紹介された「P900iV」は、P2102Vのようなデザインを採用しており、ビジュアル面にこだわったモデルになるようだ。また「F900iT」はBluetoothやタッチパネルディスプレイを採用するとのことで、技術的な特徴を持つモデルは“T”と名付けられるという。夏野氏によれば、これらのモデルの登場は2004年春先になる予定。
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P2102Vのデザインを踏襲する「P900iV」
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Bluetoothやタッチパネルディスプレイを採用する「F900iT」。ヒンジ部の切れ込みも気になるところだ
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■ 個人的な目標は500万台、通信料など料金プランは検討中
質疑応答の際に、新型FOMAの2004年度の販売目標を尋ねられた夏野氏は「ドコモとしての販売目標はまだ定まっていない」と前置きした上で「今回の900iシリーズは、個人的な意見だが500万台行って欲しい」と述べた。
またパケット通信料などを含めた新たな料金プランの登場については「今日は発表できることはない。だが発売時期まではまだ時間がある。我々も検討を重ねている」とした。
“900i”というシリーズ名称にした理由については、夏野氏は「これまでのFOMAと異なるものにしたのは、この2年間で勉強したという意味もあるし、3桁化することで、よりわかりやすくするという効果のほかに、2Gの後を継いで900iシリーズから本格的に3Gをスタートするという意味も込めている。ちなみに次は“901i”になる」とあらためて説明した。今後のFOMAのシリーズ展開については「携帯電話の流れでは、まずハイエンドのユーザーに新たな機能がどんどん使われることで、次第にローエンドモデルにも新機能が標準的に使われるようになる。今回の900iシリーズは、誰にでも利用されるようなスタンダードモデルという位置付けと考えている」として、今後の多様な展開に含みを持たせた。
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FOMAのイメージキャラクターである坂口 憲二が会場に駆けつけた
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新たなイメージキャラクターとなる長谷川 京子からのビデオメッセージも
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■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew1218.html
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(関口 聖)
2003/12/18 18:42
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