総務省は、2002年度(2002年4月~2003年3月)のトラフィックからみた国内の通信利用状況を発表した。今回の発表は、第1種電気通信事業者より提出された2002年度の加入電話、ISDN、携帯電話、PHS、国際通信の利用状況報告を取りまとめたもの。
NTTドコモとNCC(新電電:KDDI、ボーダフォン)の通信回数は、ドコモが365億2,000万回で昨年度より5.6%増、対するNCCが203億1,000万回で5.2%増といずれも増加し、シェアはほぼ変化なしとなった。
通信回数の内訳は、携帯発固定着が156億8,000万回で前年度比1.4%と微増し、携帯発携帯着では339億9,000万回前年度比4.9%増となった。なお、携帯・固定の総通信回数は1,324億回で、このうち携帯電話からの発信は37.5%を占める。
また通信時間は、NTTドコモが12億1,850万時間(前年度比3.0%増)で、NCCが6億7,900万時間(前年度比6.1%増)。こちらもシェアにほぼ変化は見られない。
内訳は、携帯発固定着が4億9,000万時間で前年比11.4%増、携帯発携帯着が12億7,000万時間で5.8%増となった。固定電話を合算した総通信時間は57億5,000万時間となり、このうち携帯電話からの通信時間は30.6%占めている。
このほか、携帯電話によるインターネット接続は、5兆7,532億パケットと推測され、前年度から86.1%増と大きな伸びを見せている。
■ URL
プレスリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/031212_3.html
(津田 啓夢)
2003/12/12 18:17
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