NTTドコモは、同社のiモード端末P503iに電話帳などのデータが消去される危険性のある不具合が発見されたため、販売を一時停止すると発表した。ユーザーに対しては、交換用の端末が揃い次第ダイレクトメールでアナウンスする。
今回見つかった不具合は、ある条件で作成されたiモードサイトにアクセスすると、電源が切れるというもの。この不具合が発生すると、電源を再び入れることはできるが、電話帳や時刻、ダウンロードしたメールや着信メロディなど、ほとんどすべてのデータが消去される。音声通話機能に影響はない。
ドコモでは、この現象を予防するために「imode設定」のメニュー内の「画像表示設定」を、「縮小表示」から「画像なし」に設定するようにアナウンスしている。P503iの購入時の設定は「縮小表示」となっているため、購入後設定を変更していないユーザーは設定変更が必要だ。
なお、今回の不具合は、P503iのブラウザが搭載する画像縮小表示プログラム上のバグが原因とのことだが、ドコモでは具体的な発生状況については公表していない。また、F503iには同機能は搭載されておらず、不具合も発見されていない。
【お詫びと訂正】
記事掲載当初、??「imode設定」メニュー内の「画像表示設定」を、「縮小表示」以外の「画像なし」もしくは「100%表示」に設定する??としておりましたが、その後ドコモで「100%表示」設定でも一部問題が発生することが確認され、発表も訂正されました。記事訂正が修正発表からやや遅れましたことをお詫びし、ここに訂正いたします。(2001/02/14)
■URL
・ユーザーへのお知らせ
http://www.nttdocomo.co.jp/i/lineup/info/p503i_a.html
(白根 雅彦)
2001/02/09 18:15
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