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シャープ、WordやPowerPointデータを携帯用に変換するシステム

 シャープは、カナダのBitFlashと共同で、ビジネス文書や画像を携帯電話向けに変換、表示する「電子ドキュメント表示システム」を開発した。まず、ボーダフォンから発売される「V601SH」に再生機能が搭載され、同社では今後、サービス・ソリューション提供を図っていく考え。

 「電子ドキュメント表示システム」は、テキストや表計算、プレゼンテーションデータといったビジネス文書や画像を新開発の変換サーバー「電子ドキュメント変換サーバー」を利用することで、ベクター形式のフォーマット「SVG Tiny」に変換し、SVGファイル再生機能搭載の携帯電話で閲覧できるというもの。画像を点で表示するビットマップ方式ではなく、線や画像でとらえるベクター方式を採用し、拡大・縮小が可能となっている。文書に含まれる画像や文字などのレイアウトを保持する合成表示技術と、シャープのベクター形式のLCフォント、レンダリング技術を融合したシステムとなる。

 変換後のファイルサイズは、1/10~1/100程度になるとしており、表やグラフは1/100以上に圧縮される場合もあるという。

 変換サーバーは、通信事業者のメールサーバーと一緒に設置する。シャープでは、「ビジネス文書の秘密保持などの点から、当初は企業向けのサービスとなるだろう」としている。変換したデータは、基本的にメール添付やメモリカードへの保存が可能だが、最終的にはサービスを提供する通信事業者側の判断になる。

 シャープでは、今回のシステムを他キャリアや他メーカーにも紹介していくほか、欧州をはじめとした海外へも展開したい考えだ。



URL
  ニュースリリース
  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/031209-1.html


(津田 啓夢)
2003/12/10 12:09

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