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今回の試作機は、情報端末とネットワーク技術を連携させてセキュアなリモートアクセスを実現するもの。SVGA（800×600ドット）サイズが表示できる4インチカラーディスプレイを搭載し、802.11b対応の無線LAN、Bluetooth、赤外線通信といった通信機能のほか、CFカードタイプのPHSデータ通信も可能となっている。なお、試作機には35万画素のCMOSカメラも搭載されている。 外出先から家庭内のパソコンにアクセスする場合には、富士通製のホームサーバー「ファミリーネットワークステーション」をゲートウェイとし、Windows XPのリモートデスクトップ機能やVNC、VPNなどでセキュアにアクセスする。製品化する場合は、プロバイダーと協業してネットワークのバックボーンにもゲートウェイを設けて、さらにセキュアな環境を構築するという。 なお、試作機ということもあって、動作時間や詳細な情報は明らかにされていない。大きさは約140×170×28mm（縦×横×厚）で、重さが約280g。富士通研究所では今後、携帯情報端末とパソコン、ホームゲートウェイ、ネットワークサービスを連携させたソリューションの検討を重ね、ビジネス市場、コンシューマー市場へ製品を展開したい考えだ。 ■ ＵＲＬ http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/10/31-1.html （津田 啓夢） 2003/10/31 20:08 | ||||||
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