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シチズン時計は、SDカード型のPHS端末を装着することでデータ通信が可能な小型PDAを開発した。法人の業務支援用途向けに販売され、価格は1台2~3万円程度となる見込み。
同製品は名刺サイズ大の大きさで、通信機能を持つPDAとしては世界最小・最薄・最軽量という。手書き文字入力や、キーボードを表示して入力する「ソフトキーボード入力」に対応し、MIDI再生、振動モータによる着信サウンドやバイブモードを備える。OSはμITRON4ベースで、TCP/IP、SMTP/POP、PPPに対応。基本ソフトとしてPIM、メール、PCシンクロナイズ機能を搭載する。CPUはARM720 24MHz(48MHz動作可)を搭載し、インターフェイスはIrDA、USBのほか、SDIOカードスロットを搭載が用意されており、SDカード型のPHS端末やBluetoothカード、無線LANカードを装着することでデータ通信が行なえるようになっている。
ディスプレイは、解像度240×320ドットの縦横表示切替可能なモノクロ16階調液晶。大きさは60×90×9.3mm(幅×高×厚)で、重さは70g。リチウムイオンバッテリーを搭載し、約30時間の使用が可能となっている。
同社では、同製品を外出先でのメールや、通信アプリケーション機能の充実を求める法人ユーザー向けに販売していく予定。また、一般向けの販売も、要望があれば応じていきたいとのこと。
■ URL
シチズン時計
http://www.citizen.co.jp/
(太田 亮三)
2003/10/28 16:33
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