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インテルは、携帯電話やPDAなどのワイヤレス端末に搭載される、同社のインテル XScale テクノロジに基づいた次世代のプロセッサ技術の詳細を公表した。
開発コードネーム「Bulverde」と呼ばれる次世代のプロセッサでは、高画質の写真の撮影やより長いバッテリ動作時間、高速なマルチメディア処理を携帯電話やPDAで可能にする、「インテル クイック・キャプチャ・テクノロジ」「ワイヤレス インテル SpeedStep テクノロジ」「インテル ワイヤレスMMX テクノロジ」といった新しい機能が追加される。
「インテル クイック・キャプチャ・テクノロジ」では、リアルタイムのプレビューが低消費電力で可能な「クイック・ビュー・モード」、最大400万画素の高解像度な静止画に対応する「クイック・ショット・モード」、フルモーション、高画質の動画撮影に対応する「クイック・ビデオ・モード」の3つの動作モードをサポート。同テクノロジは、画質の向上と携帯端末にカメラ機能を搭載するコストを削減するためのインターフェイスとなる。
「ワイヤレス インテル SpeedStep テクノロジ」は、インテル XScale テクノロジの機能の1つであるインテル ダイナミック・ボルテージ・マネージメントを進化させたもので、CPUに対する負荷に応じて、プロセッサの消費電力と処理性能を調整することが可能な技術。ディープ・アイドル、スタンバイ、ディープ・スリープの3つの新しい低電力モードが追加される。
「インテル ワイヤレスMMX テクノロジ」は、2002年に発表されたマルチメディア・インストラクション・セット。同テクノロジは、インテル Pentium プロセッサに実装されているインテル MMX テクノロジに基づいているため、ソフトウェア開発者は、インテル・ベースの携帯電話/PDAで利用できる2Dや3Dゲーム、MPEG4ストリーミング・ビデオ、ワイヤレス暗号化/復号化、音声認識などのアプリケーションを短期間で開発することができるとしている。
なお、同社によれば、「Bulverde」に関する追加の情報は2004年前半に公開する予定だという。
■ URL
ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2003/030918c.htm
(太田 亮三)
2003/09/18 15:54
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