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NTTドコモはオランダの通信事業者KPN傘下のKPN Mobile N.V.に資本参加することを発表した。ドコモはKPN Mobile N.V.の株式の15%(想定金額:約5000億円)を取得する。
KPNはオランダ最大手の通信会社。その傘下であるKPN Mobile N.V.はオランダの携帯電話会社KPN Mobile The Nederlands B.V.の株式を100%保有しているほか、ドイツE-Plus Mobilfunk、ベルギーのKPN Orange、ハンガリーのPannon GSM、インドネシアのTelkomsel、ウクライナのUMCなどの携帯電話会社の株式も保有している。
ドコモによると、今回の資本参加は次世代携帯電話のIMT-2000を見込んでのものであって、方式の違う現在の欧州の携帯電話にそのままiモードを導入するわけではないという。次世代携帯電話では日欧が同じIMT-2000を採用するため、ドコモの技術やサービスが欧州でも使用できるようになる。世界に先駆け来年からIMT-2000を導入するドコモが、その技術とサービスを欧州で展開していくのが狙いと見られる。
また、ドコモはメディアなどで報道されている英国の携帯電話会社Orangeの買収については「関係ない」としている。しかし、KPNが国際展開に意欲的で、Orange買収を検討していることから、KPNとの提携がドコモの欧州進出の鍵になるといえる。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/00/whatnew0509.html
KPNのホームページ
http://www.kpn.com/
(白根 雅彦)
2000/05/09 19:44
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