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「ERS-210」は昨年発売されたペットロボット「アイボ」の新モデル。外環境から学習しながら成長し、本能や感情に基づいて行動する。従来機種の犬型デザインとは異なり、「ERS-210」では「仔ライオン」をモチーフとしたデザインとなっている。機能的には、左右の耳にモーターが、顎下、背中に接触センサが追加された。また、追加ソフトによって簡単な音声認識や、頭部に搭載された11万画素CMOSカメラによる画像撮影もできるようになり、無線LANカードを追加できるPCカードスロットも搭載された。 今回のモデルではハードとソフトが別々に販売され、本体のみでは基本的な動作しか行なえず、高度な動作を行なうには別売りのメモリースティックアプリケーション「AIBO-ware」を追加する必要がある。AIBO-wareとしては、自律学習・名前登録・音声認識などの基本機能が搭載された「AIBO ライフ」（9000円）と、育成・学習済みの「ハローAIBO！ タイプＡ」（8000円）、パーティー用ゲームが行なえる「パーティーマスコット」（9000円）が用意される。 なお、アイボの成長・学習結果はすべてメモリースティックに記録されるため、メモリースティックを入れ替えることでアイボの性格を入れ替えることもできる。 PCとの接続性も強化され、アイボが撮影した画像を閲覧したり、AIBOの成長度合いを観察できるPCソフト「AIBO ファンパック」（１万円）や、アイボの動作などをPCでプログラミングできる「AIBO マスタースタジオ」（５万円）も販売される。なお、アイボとPCの接続は基本的にアイボ専用のメモリースティックを用いるが、AIBOマスタースタジオでは無線通信を介したプログラム転送も行なえる。 無線通信には、アイボに内蔵するためにアンテナ部が小さく設計された「AIBO ワイヤレスLANカード」（２万円）を用いる。PC側はIEEE 802.11bに準拠したアクセスポイントを利用することができるが、ソニーでは同社製とメルコ製の製品を正式サポートする予定。 また、新モデルではコピー防止機能の加わったアイボ専用の特殊なメモリースティックを利用する。マジックゲートや通常のメモリースティックを利用することはできないが、普通のメモリースティックドライブでアイボ専用のメモリースティックを読み書きすることはできる。 「ERS-210」の本体重さは約1.5kgで、色はゴールドとシルバー、ブラックの３色が用意される。電源は専用の充電池を利用し、ACアダプタを本体に挿すことで本体内充電も行なえる。なお、今回のアイボでは充電ステーションは別売となっている（１万7000円）。このほか、専用のキャリングバッグ（１万5000円）などもオプションとして販売される。
■ ＵＲＬ アイボのホームページ http://www.aibo.com/ アイボのホームページ（iモード向け） http://www.jp.aibo.com/i/index.html （白根 雅彦） 2000/10/12 20:10 | |||||||||||
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