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「B-portII」は、PCカードスロット（Type2）を搭載したBluetoothモジュール内蔵のデータ通信アダプター。NTTドコモのFOMA、PHS、DoPaの各通信カードを接続して、Bluetooth対応のPDA端末でデータ通信が可能になる。Bluetoothによる通信は消費電力が小さいため、PDA本体のバッテリーが長持ちするのが特長。 同社では、昨年12月より「B-port」の販売を行なってきたが、B-portIIは通信速度を高めたマイナーチェンジ版となる。従来の製品では、通信速度が60kbps程度だったが、B-portIIでは200kbps程度まで引き上げられている。B-portIIの発売に伴なって、B-portの販売は終了する。 対応する通信カードは、ドコモのP2401/P-in Free 2PWL/P-in Free 1P/P-in Free 1S/P-in memory/P-in m@ster/P-in Comp@ct/DoPa MAX 2896F。Pocket PC/Pocket PC 2002およびPalm OS搭載のBluetooth対応PDA端末で動作する。 通信距離は約10m。単4形電池4本や、別売りのACアダプタでも動作する。駆動時間は通信カードなどによって異なるが、単4形アルカリ乾電池を使用した場合に、PHSカードによる通信で4時間程度使用できるとのこと。大きさは83×110×23.5mmで、重量は116g（本体のみ）。 このほかハギワラシスコムは、今年6月に発表されたカード型のFOMA端末「F2402」と接続することで、安価な遠隔監視システムを構築できる製品「Viewer Port」を現在開発中だと発表した。年内発売を目指すとのことだが、具体的な発売時期や詳細な仕様、価格は明らかにされていない。 「View Port」は、テレビやビデオカメラなど家庭のAV機器を利用して、手軽にテレビ電話システムを実現するもの。テレビ電話対応のF2402を接続することで、FOMAの音声端末を使ってテレビ電話・遠隔監視が行なえる。一般ユーザーおよび、中小規模の事業所の遠隔監視システムなどで利用を見込む。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（B-portII） http://www.hscjpn.co.jp/new_article.php?ar_id=104&s=0 ニュースリリース（View Port） http://www.hscjpn.co.jp/new_article.php?ar_id=105&s=0 ■ 関連記事 ・ データ通信カード用Bluetoothアダプター「B-port」12月6日発売 （津田 啓夢） 2003/08/20 19:30 | ||||||
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