外付けアタッチメント（プロトタイプ）

　イーシステムは、京セラコミュニケーションシステムおよびKDDIグループと提携し、数字コード入力でダイレクトに携帯電話サイトへアクセスできるシステム「クイックアクセス」を、来年３月から提供すると発表した。

　クイックアクセスは、外付けのアタッチメントを携帯電話のコネクタ部分に取り付け、既定の数字コード「eeコード」をプッシュするだけでURLを入力する必要なく簡単にサイトへアクセスすることができるサービス。京セラコミュニケーションシステムが同システムのサーバー運用を担当し、KDDIグループが次世代機を含む携帯電話端末の技術提供を行なう。おもに、企業が社員や顧客に対してサイトを簡単に閲覧できるサービスを提供することを目的としたシステムだが、個人での利用も可能。サービス開始当初はiモードとEZwebに対応し、J-スカイにも順次対応する予定。

　アクセス方法はeeコード入力のほかに、企業名などの仮名・漢字入力にも対応しており、それをキーワードにした検索が同システムサーバー上で行なわれ、サイトが表示される。サーバーでは、eeコードのURL変換およびURL検索を行なうほか、携帯端末の機種の自動判別や、iモードのCompact HTML、EZwebのHDML、J-スカイのMMLなどの形式を相互に自動変換する機能がある。

　アタッチメントは、装着することで自動的にeeコード入力モードに切り替わるタイプと、自動的に契約企業やコンテンツプロバイダーのサイトへアクセスする２種類が用意される予定で、価格は500～600円程度。企業向けには、このほかに年間基本料金と使用料を課金する予定だが、現時点での料金は未定。

　同社では、現在コンビニエンスストアなどでの流通を検討しているという。また、来年から同サービスに関してのプロモーションを本格的に開始し、eeコードの登録を募集する。