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高額なパケット通信料金を携帯電話事業者から請求されたものの、利用した覚えがないために、所有する携帯電話と同一の電話番号を持ついわゆる“クローン携帯”によるものではないかという疑いが一部で報道されている。
このところにわかに話題となっているこの問題だが、各キャリアは一様に「あり得ない」という立場をとっている。NTTドコモによると「技術的に不可能。また、現時点でユーザーからの苦情はない」とのこと。またKDDIは、「あり得ない。アナログ方式からデジタル方式へ変更されたことも“クローン携帯”の実現を困難にしている」と説明。さらにJ-フォンも「苦情はゼロではないが、あり得ない事象と判断している。他社も同様と思われるが、ネットワーク上に同一の番号が2つあればすぐわかる」としているほか、ツーカーセルラー東京も「あり得ないという認識。取り沙汰されている話も明確ではない」としている。
一般に携帯電話は、ユーザーが通話や通信の操作を行なっていない状態でも定期的に基地局と通信を行なって、自らの位置を通知することでネットワークを効率的に利用している。このような点も“クローン携帯”が万一存在すれば、すぐ分かるとされる理由だが、「なぜ不可能なのかという技術的な情報は、手の内を明かすようなもの」との理由で公開されていない。
■ URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
KDDI
http://www.kddi.com/
J-フォン
http://www.j-phone.com/
ツーカーグループ
http://www.tu-ka.co.jp/
(関口 聖)
2003/08/18 13:15
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