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今回提供される「AOLメールプラス」は、待受状態に設定してメールチェックやコンテンツ閲覧ができるiアプリ。504iシリーズ以降の端末で利用できる。メーラー機能では、AOLアカウント2つと他のプロバイダのアカウント1つの合計3アカウントのメールをチェックできるほか、下書き中のメールを保存できる機能や、アドレス帳機能などを備えている。保存できるデータ量は、アドレス帳が120件で、下書きメール・受信メール・未送信メールそれぞれが10件。505iシリーズではスクラッチパッドの容量が拡大しているため、メールの保存件数がそれぞれ25件となっている。また、パソコン向け会員用サイト「MyAOLi」との連携も可能で、受信メールを確認できたり、アドレス帳を転送して編集できたりする機能が用意されている。 パケット料金を節約しながら、Webブラウジングできる機能も搭載しており、着信ボイスや天気・ニュース、待受画像、占いなどが配信される。ニュースは共同通信社、天気はウェザーライン、占いはインデックスが提供。ダウンロードした着信ボイスは、アプリの起動時や終了時に設定できる。天気情報ではユーザーが任意の地域を設定が可能で手軽に目的地の情報を入手できる。また、蚊の発生状況やビールの飲み頃情報といったユニークな情報も用意されている。これらコンテンツの利用料も月額料金に含まれている。URL入力による一般サイトへのアクセスはできないが、これについて同社は「技術的には可能だったが、現在は規制の方向性も定まっておらず、今回は見送った」としている。 このほか特徴的な機能として、万が一携帯電話を紛失した場合に、「MyAOLi」経由で「AOLメールプラス」を停止できる機能も用意。アドレス帳をネット経由でバックアップするほか、画面上に拾った人に対するメッセージや持ち主の連絡先電話番号を表示できる。 プレゼンテーションを行なった中石氏は「携帯電話は、そこにしかないメールやアドレスなど、ユーザー個人のデータベースになってきている。無料で提供してきたWebメール形式の“AOLメール”のユーザーに対して、アンケートを行ない、そのニーズにあわせた機能を追加した。iアプリコンテンツも含めて月額200円という価格はお得感が強く、広くアピールしていきたい。メールも従来に比べて平均1/6程度にパケット代を低減できている。また紛失時に機能停止する機能など、待受アプリの意味や必要性が出てきたのではないか」と語り、新サービスの利便性をアピールした。 同社では今後、ワーナーブラザーズ配給の映画と連携した「AOLメールプラス」や、iアプリDX版の提供を予定している。なお、iアプリDX版でiモードメールのやり取りが可能になるかどうかはJavaの容量などの課題もあり、現在検討中としている。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.jp.aol.com/info/release/20030626.html （関口 聖） 2003/06/26 18:35 | ||||||||||||||||
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