今回発表された「Windows Mobile」は、同社が今後戦略的に展開するという携帯機器向け新プラットフォーム。今回の発表にあたり、同社では「機器と機器と繋げるだけではなく、人々とデータを繋げるもの」としている。“Pocket PC”や“Smartphone”といったジャンルは今後も存続されるものの、ソフトウェアは「Windows Mobile software for Pocket PCs」「Windows Mobile software for Smartphones」と呼称される。なお、開発キットの提供も行なわれる。
Pocket PCをベースとした部分での具体的な機能としては、BluetoothのネイティブサポートやWiFi(無線LAN)への対応などワイヤレスネットワークの利用を促進していくほか、Windows Media Player 9相当の機能を搭載するなどマルチメディア機能の向上が挙げられている。また、Exchange Server 2003を経由することでEメールの同期も手軽に行なえるようになるという。さらに.NETサービスとの連携も可能になる。