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Bluetooth SIG（Special Interest Group）は、近距離無線通信規格であるBluetoothの新バージョン「Bluetooth バージョン1.2」の中心となる規格を発表した。 Bluetooth SIGは、エリクソンやノキア、東芝といった関連業界の各企業が参画し、近距離無線通信規格であるBluetoothの仕様を策定する団体。今回の発表は、オランダ・アムステルダムで開催されている「Bluetooth World Congress」で明らかにされたもので、Bluetooth SIGでは、バージョン1.2の仕様が固まる最終段階まで来たことを示しているとしている。ただし仕様確定の具体的なスケジュールは明らかにされていない。 新たに発表された機能は、Bluetoothと同じ帯域の2.4GHz帯を使用するIEEE802.11bなどの無線LANや電子レンジが一定の周波数を占有した場合に、Bluetoothの通信が断絶しないように相互干渉を低減させる「アダプティブ・フリクエンシー・ホッピング（AFH）」や、物理アドレスを隠して発信元の特定や傍受ができないようにするセキュリティ機能「匿名モード（Anonymity Mode）」など。また現行の「Bluetooth バージョン1.1」との互換性も保たれている。 このほか、新バージョンを製品に実装するためのガイドラインが2点仕上がっていることも明らかにされているが、こちらはBluetooth SIGの準会員企業からの意見を反映させた後に、同団体のWebサイトで公表される。 ■ ＵＲＬ Bluetooth SIG（英文） http://www.bluetooth.com/ （関口 聖） 2003/06/18 13:46 | ||||||
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