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シャープとサイバード、J-スカイ向けに電子書籍配信サービス

ブンコビューア

ブンコビューア
 シャープとサイバードは、J-スカイ向けの電子書籍配信サービス「ケータイ電子書店 SpaceTownブックス」を6月18日より開始する。利用料は月額210円~315円(税込)。公式メニューの「TV・ラジオ・雑誌」→「出版・雑誌」→「電子書籍」からアクセスできる。

 同サービスは、シャープが元々ザウルス向けに提供してきた電子書籍配信サービスを携帯電話に対応させたもの。J-フォンのパケット対応端末で利用可能で、ユーザーは専用のJavaアプリ「ブンコビューア」を使って電子書籍をダウンロードしたり、読んだりする。

 サービス開始当初に提供される電子書籍は、桜井亜美の「Apri*Kiss」(幻冬舎)や「ケータイで英語!」(旺文社)などの書き下ろし・オリジナルものをはじめ、スタパ斎藤の「デジモノこの一品」(宝島ワンダーネット)など、合計十数冊。利用料はジャンル(出版社)ごとに月額利用料が設定されており、別途無料のコンテンツも用意される。

 同サービスで利用される電子書籍フォーマットは、「コンパクトXMDF」と呼ばれるザウルスやJ-SH53などで使われている「XMDF」の簡易版。このため、ブンコビューアでは、XDMFフォーマットの電子書籍を読むことはできない。


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谷口実氏

シャープ
SST推進センター所長
谷口実氏
 シャープのSST推進センター所長、谷口実氏は、「1999年からザウルス向けにeBookソリューションを提供してきたが、この4年間のノウハウを活かして今回のサービスを開始する。書き下ろし作品や単行本の先行配信など、携帯電話のユーザーを意識した新規コンテンツを提供していく。早い段階で3万人のユーザーを獲得したい」と語る。

 同社ではiモード、EZweb向けに同様のサービスを提供することも検討しているという。



URL
  ニュースリリース
  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/030616.html


(湯野 康隆)
2003/06/16 15:51

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