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国際電気通信連合(ITU)は、早稲田大学と協力して、仕様の標準化などを目的とした研究センターを6月2日に設立する。
今回設立される研究センターは、ITUが関わる各種仕様の標準化や人材育成を目指したもの。神奈川県横須賀市の横須賀リサーチパーク内に設置される。日本側のスタッフとして参加している早稲田大学大学院 国際情報通信研究科の小尾敏夫教授によれば「今夏に開催されるITU総会に向けての作業や、モバイルや固定網も含めて将来の仕様の標準化に寄与していく。人材も世界中から受け入れて、ネットワーク技術およびその普及において、先進国の1つである日本で学んでもらいたい」としている。
また小尾教授は「日本で意見を固めて、欧州のITUへ持っていくよりも、今回のセンター設立によって日本の技術が今後の発展に寄与しやすくなるだろう」とも述べている。
なお、今回の研究センター設立を記念して、電子政府に関する国際会議「World Summit on e-government」が10月27日~30日にかけて東京都新宿区の早稲田大学で開催される予定。
■ URL
プレスリリース(英文)
http://www.itu.int/newsroom/press_releases/2003/15.html
World Summit on e-government 概要
http://www.obi.giti.waseda.ac.jp/wse-gov/index_j.html
(関口 聖)
2003/05/29 21:55
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