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CRLとACCA、PHSと無線・有線LANのシームレスアクセス実験
独立行政法人の通信総合研究所(CRL)は、アッカ・ネットワークス(ACCA)と「モバイル環境におけるシームレスアクセス技術」に関する共同研究を開始した。これに伴ない、関東圏のOCN会員でACCAのADSLサービスを契約しているユーザーを対象に、実験モニターの募集を開始した。モニター数は100名。
今回の実験は、無線LANや有線LAN、およびカード型PHS端末の自動接続切り替えを可能にするもの。実施期間は、6月23日~8月8日で、モニターは使用感や要望などのアンケートに回答する必要がある。
実験ではCRLが開発中のソフトウェアを用いて、家庭や職場、屋外などでユーザーの設定した通信方法に簡単に切り替えることが可能となる。ユーザーは、「料金優先」「速度優先」など通信手段の優先順位をあらかじめ設定することで、接続を自動および手動で切り替えることができる。
CRLでは、「無線LANや有線LAN、PHSなどは、利用する場所や利用する無線システムによって複雑な設定が必要」と、各無線システムの現状を示している。今回の実験では、家庭内や職場で無線LANとADSL回線を利用し、屋外ではホットスポットなどの公衆無線LANサービス、ホットスポットを利用できない地域ではPHSといった具合に、環境に応じたアクセス手段の切り替えが簡単に行なえるという。
ユーザーが用意するものは、Windows XPを搭載したノートパソコンと、NTTドコモやDDIポケットのデータ通信が可能なPHS端末。モニターには、ACCAよりメルコの無線LANセット(アクセスポイント1台と無線LANカード)や、同じくメルコ製のUSBポート用の無線LANアダプタが無料で貸し出される。なお、実験の参加費用やソフトウェアの使用料は無料となるが、ADSLの利用料やPHSの利用料はユーザーが負担する。
CRLの新世代モバイル研究開発プロジェクトでは、異種無線システム間シームレスアクセス基板技術(MIRAI)の研究開発を行なっている。同研究所は今回の実験で、「異種無線システムによるシームレスアクセス技術が、本当にユーザーにとって必要なものなのかどうか。そこから検討していきたい」としている。また、今回の実験後に更なる研究を重ねて、「セカンドステップとして、モバイルIP技術やIPv6などのより高度な実験も検討したい」としている。
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URL
ニュースリリース
http://www.acca.ne.jp/release/030512.html
モニター応募ページ
http://www.seamless.jp/
通信総合研究所
http://www.crl.go.jp/overview/index-J.html
(津田 啓夢)
2003/05/12 21:04
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