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浅草・仲見世をガイドする携帯向けサイト「仲見世物見やぐら」
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東京浅草・仲見世商店街
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発表会場では、ミルボードのコンテンツを大型ディスプレイに表示。こうした大型ディスプレイは、地域の公的施設などに設置することも検討されている
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東京浅草・仲見世商店街振興組合とサイバーコインは、商店街情報などが配信される携帯電話向けサイト「仲見世物見やぐら」を16日にオープンする。利用料は無料。URLを入力してアクセスできる。
「仲見世物見やぐら」は、あらかじめ会員登録しておくとと仲見世商店街の店舗ごとの情報などが閲覧できる携帯電話向けサイト。雷門から浅草寺までの地図なども用意され、各店舗の位置が表示される。店舗の部分を選択すると店舗ごとのサイトにアクセスできるようになっており、販売されている商品の情報などが配信されている。各店舗のサイトは商品などからも検索可能。このほか、浅草の歴史や地域情報、祭事情報なども配信される。
オープンする16日は浅草・三社祭の初日となっており、仲見世商店街では会員登録の促すキャンペーンなども行なわれるという。また、URLを直接入力してアクセスする以外にも、各スポットなどに用意されたアダプターを利用したり、特定のアドレスに空メールを送信することでもアクセスできる。
仲見世商店街振興組合理事長・松村吉紘氏は、「今までは、仲見世自体宣伝をあまりして来なかった。今回オープンした携帯電話向けサイトをきっかけにして、多くのユーザーに仲見世をもっと知ってもらえれば」と、携帯サイトの今後に期待を寄せた。また、サイバーコイン代表取締役・野口宏和氏によれば、NHK・朝の連続テレビ小説「こころ」の舞台にもなったうなぎ屋が浅草にあることから、同番組のストーリーを同サイトで配信する予定もあるという。
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「仲見世物見やぐら」
トップページ
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同サイトのために用意されたポスター。仲見世でこうしたポスターを店頭に貼ることは異例だという
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両者では、商店街の各所に情報端末「ミルボード」を設置する予定で、ミルボードと携帯電話を連携させたサービス「富くじ」も提供する。「富くじ」は、ミルボードからプリントアウトされたレシートなどに記載されている6桁の数字を、「仲見世物見やぐら」で入力すると50円程度の商品券などがプレゼントされるというもの。ただし、「富くじ」を利用する場合にも「仲見世物見やぐら」の会員登録が必要となっている。
「ミルボード」を開発したアドテックス代表取締役・長谷川房彦氏によれば、同端末では、内蔵されているHDDにコンテンツのデータが保存されているとのこと。サーバーなどから映像をダウンロードする手法ではなく、端末内にあるHDDのデータのみを表示できる方式を採用しているため、場所を選ばず設置することができるとしている。すでに香港や台湾などでも利用されているという。
サイバーコイン・野口氏によると、「今後はカメラ付き携帯電話で撮影した画像をプリントアウトするサービスなどを追加していく予定」だという。
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ミルボード 手にとられているのが、「富くじ」の番号が記載されたレシート
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富くじの番号を入力したところ、50円分の商品券が当選した
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■ URL
仲見世物見やぐら(携帯電話向け、16日~)
http://www.monomiyagura.jp/
仲見世商店街振興組合
http://www.asakusa-nakamise.jp/
サイバーコイン
http://www.cyber-coin.com/
アドテックス
http://www.adtx.co.jp/
(鷹木 創)
2003/05/12 18:33
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