電子情報技術産業協会(JEITA)は、2003年3月の国内携帯電話出荷実績を発表した。これにより2002年度の総出荷台数も明らかになった。
2003年3月の携帯電話・PHSの出荷台数は495万5,000台で、前月より約130万台増加するとともに、前年同月比でも158.4%と5カ月連続のプラスとなった。また、2002年度全体の総出荷台数は4,422万台、前年比97.4%となり、若干のマイナスとなった。
3月のみの内訳は、携帯電話が474万3,000台(前年同月比159.6%)と前年比で6カ月連続のプラス。2002年度全体では、4,307万3,000台(前年比100.6%)。これについて同協会では「カメラ付き携帯電話や第3世代携帯電話などのへの買替需要によるもの。高精細化や動画メールなどの機能拡充によって利便性が向上したため」と分析している。
一方のPHSが21万2,000台(前年同月比136.9%)と、先月までの24カ月連続の前年比マイナスを一転させたが、2002年度を通しては、114万7,000台(前年比44.3%)と大幅にマイナスとなっている。
■ URL
電子情報技術産業協会(JEITA)
http://www.jeita.or.jp/
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(関口 聖)
2003/05/12 12:22
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