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富士キメラ総研、カラー液晶搭載端末は2006年に世界で78.2%に
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富士キメラ総研は、「2003 次世代携帯電話とキーデバイス市場の将来展望」と題し、各方式の携帯電話におけるメーカーの戦略や生産動向、市場予測などをまとめた調査レポートを発表した。
レポートは、GSM、CDMA、PDC、TDMAなどの各方式を対象に、端末や注目のデバイスなどについて調査されている。発表によれば、携帯電話の生産数は、2001年に3億8,300万台と2000年実績より下回ったものの、2002年には3億9,800万台と前年比より約4%上昇している。これは、2002年後半に各メーカーの部品在庫調整にメドがつき適正な需給関係に落ち着いたためだという。
携帯電話の方式別では、欧州を中心に利用されているGSM方式が、2001年の2億4,600万台から2002年には2億5,390万台と回復。GPRSは、2001年に約600万台だったものが、2002年には900万台程度と前年比150%の伸びを見せている。富士キメラ総研では、今後、GPRS方式は端末の高機能化およびコンテンツやサービスの向上から急速な展開が期待できるとしている。
また、米国標準規格IS-95で代表されるCDMA方式は、CDMA2000へと移行しつつあり、合計で2001年の約6,000万台から2002年には7,590万台へと伸長。W-CDMA方式については本格的な拡大を2004年以降になるとしている。
なお同社では、ワールドワイドでの携帯電話全体の生産規模は、2002年(実績推定)が3億9,800万台、2003年が4億2,700万台、2004年が4億6,200万台、2005年が5億800万台、2006年が5億4,600万台と推移すると予測している。
このほか各方式のカメラ搭載数量は、PDCで2002年が約47%となっているが、同社では2003年にも86%の機種でカメラが搭載されると推測。GPRS、CDMA2000では2003年に約27%機種に搭載されるとしている。なお、全機種におけるカメラ搭載数は、2003年に全体の17.5%の7,500万台となり、以降堅調に上昇して2006年には、全体の37.9%の2億600万台に上ると予測。カラー液晶ディスプレイも全機種における搭載数が、2002年9.780万台だったものが、2006年には4億2,700万台(全体の78.2%)に上昇すると推定している。
■ URL
「2003 次世代携帯電話とキーデバイス市場の将来展望」の案内
http://www.fcr.co.jp/031q02.htm
富士キメラ総研
http://www.fcr.co.jp/
(津田 啓夢)
2003/04/16 13:20
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