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2000年の国内向け携帯電話の半数はカラー機に

 「日経マーケット・アクセス」は、2000年に国内向けに生産される携帯電話機の48%がカラー液晶搭載機となる、という調査結果を発表した。

 同調査結果によれば、カラー液晶搭載の携帯電話機の生産比率は2000年には48%に上り、生産台数は2413万台となる。現在カラー液晶モジュールを提供しているのはシャープとセイコーエプソンの2社で、他メーカーも製品化を急いでいるが、カラー携帯電話用の駆動用ICの生産が難しいことなどから、2000年中は上記2社が供給の中心となる。一方、携帯電話機メーカーの需要は年末には400万台/月になり、2社の生産能力を100万台上回る見通し。携帯電話機メーカー間のカラー液晶パネルの争奪戦が激化するとしている。

 また、同調査では、NTTドコモが2000年後半に出荷する携帯電話はすべてiモード対応するとともに全機種カラー化させる方針であるとしている。J-フォンも、第2四半期以後、東芝、三洋電機、ケンウッドなどほとんどの端末メーカーがカラー機を出荷する意向という。現在モノクロ機種しかないDDI-セルラー/IDO陣営もcdmaOne端末でカラー機を検討しているとして、これらすべての携帯電話機メーカーのカラー液晶の需要を積み上げると、2000年第2四半期で約1000万台に上るという。



URL
  ニュースリリース(日経マーケット・アクセス)
  http://ma.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/0004_06/000426cmp.htm
  日経マーケット・アクセスのホームページ
  http://ma.nikkeibp.co.jp/MA/


(工藤 ひろえ)
2000/04/27 13:56

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