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日本ガートナーグループは、インターネット接続機能を持つ携帯電話に関するユーザー調査を実施し、その結果を発表した。調査は昨年11月に、16歳~64歳までの、自宅でPCを利用しているインターネット対応携帯電話所有者を対象に実施された。有効回答数は1000件。
同調査によると、携帯電話の選択基準として、19歳以下のユーザーでは「デザイン」「画面の大きさ」「カラー画面」を重視し、40歳代のユーザーでは「重さ」を重視する傾向が見られた。これについて同社では、携帯電話を通話のための「コミュニケーション・ツール」と見なす高年齢層を中心とした層と、文字やカラー画像情報も伝達できる「コミュニケーション・アクセサリ」と見なす若年齢層を中心とした層の間に意識の分極化が起きていると分析している。
同時に行なわれたPDAに関する調査においては、PDAの選択基準として「重さ」「カラー画面」「デザイン」が重要視される傾向が見られ、PDAでのインターネットの利用については68%が「利用経験がない」と回答している。
PDAにおけるインターネットの利用率の低さから、同社ではPDAとインターネット接続携帯電話の統合に対するユーザーニーズは低く、今後もPDAとインターネット接続携帯電話は別個の市場を形成すると予測している。
■ URL
日本ガートナーグループ
http://www.gartner.co.jp/
(白根 雅彦)
2001/01/12 14:35
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