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QRコードを利用した携帯ポイントカードシステム「EXPresso m-Card」

 エクスプレッソは、液晶画面にQRコードを表示させて携帯電話をポイントカードとして機能させるシステム「EXPresso m-Card」が、滋賀県にあるアミューズメント施設「アミューズメント・タイムズスクエア『ビィ・ビィ』」で27日から稼動することを発表した。

 「EXPresso m-Card」は、店舗や施設向けに携帯電話をポイントカードとして利用するシステム。各携帯電話に表示された個別のQRコードを、コードリーダーで読み込むことによって認証する。施設の利用データは専用サーバーに転送され、蓄積したデータを利用して会員ごとにEメールを送信することも可能。

 価格は、20店舗20,000会員の標準的なモデルで、初期費用520万円、月額費用が36万円。これは、「通常のカードシステムに比べ半額以下」だという。同社ではまた、60日間19万円、90日間28万円の検証パックを用意している。検証パックでは、最大6カ月までの延長と期間に制限が設けられているが、会員数などに制限はない。

 今回開始されるアミューズメント施設「ビィ・ビィ」では、会員になるユーザーが専用のアドレスにメールを送信し、返信メールに記載されたURLにアクセスして会員登録を行なう。携帯電話を所有していないユーザー向けに通常のプラスチック製カードも用意されているという。

 エクスプレッソでは、「ユーザーが常に携帯している携帯電話をポイントカードとして利用すれば、カード本来の目的である“顧客の囲い込み”や“利用履歴に応じたサービスの提供”が可能になる」としている。同社では今後、同システムの販売を全国展開していく方針。



URL
  システム概要(PDF形式)
  http://www.expresso.co.jp/EXPresso_mCard021111.pdf?p_news_code=715
  エクスプレッソ
  http://www.expresso.co.jp/


(鷹木 創)
2003/03/26 13:51

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