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執行役員財務本部長
野間俊文氏
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鷹山は、20日都内で事業説明会を開催し、定額制PHSデータ通信サービスを7月に提供するために子会社を設立することを明らかにした。
説明会ではまず、鷹山の執行役員財務本部長 野間俊文氏から2003年3月度の業績予想の修正が発表された。修正された売上高は約53億円。これは修正前の予想約83億円を約28億円下回るというもの。同氏によると、「大口取引先の事業規模縮小に伴い、計画していたPHS端末の販売がまったく売上に計上できなかったため」だという。
しかしながら、修正された純利益は、修正前の予想より1億5000万円ほど上積みされ約15億7000万円。野間氏は、「お客様センターの合理化や事務所の統廃合、端末販売インセンティブの減少などにより、売上高は減少しつつも、当初予想を上回る利益を確保した」とし、「今後もリストラなど事業の合理化を目指す」と今後の業績に対しても自信を見せた。
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代表取締役社長
高取 直氏
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同社代表取締役社長の高取 直氏は、今後の事業にも言及。すでに鷹山本体は「ステップ定額制」という準定額PHSデータ通信サービスを、7月から提供するとしていたが、DDIポケットの「AirH"」、NTTドコモの「@FreeD」など他社の定額制サービスに対して競争できるような完全定額制PHSサービスを提供する子会社を設立し、「ステップ定額制」と同時期にサービスが開始されることを明らかにした。
今回明らかにされた子会社は、鷹山本体のインフラを利用してPHSサービスを提供する第二種通信事業者。詳細な設立時期などについては明らかにされていないが、高取氏によれば、4月中にも何らかの発表が行なわれるという。
高取氏によれば、鷹山では今後、海外のPHSサービス事業者とも連携し、ローミングなど国際的なサービスを提供していくという。
■ URL
ニュースリリース(業績予想について PDF形式)
http://www.yozan.co.jp/pressrelease/pdffilesjp/030320j.pdf
鷹山
http://www.yozan.co.jp/
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・ 鷹山、7月にPHS準定額制サービスをステップ定額制で開始
(鷹木 創)
2003/03/24 11:18
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