ノキア、世界初IPv6対応の携帯情報端末の試作機を公開

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ノキア、世界初IPv6対応の携帯情報端末の試作機を公開

MobileIPv6対応試験端末

　ノキア・ジャパンとNTTコミュニケーションズは、IPv6に対応した世界初の携帯情報端末のプロトタイプを、パシフィコ横浜で開催中の「Net.Liferium（ネットライフリウム）2003」で公開した。

　同端末は、RFID（Radio Frequency IDentification）リーダーや無線LANモジュールなどを搭載した世界初のMobileIPv6対応端末。IPv6が標準でサポートしている暗号通信プロトコル「IPsec」を利用可能で、開発を担当したノキア・リサーチセンターのスタッフによると「従来の端末にくらべ、セキュリティ面での向上を果たした」という。

　RFIDに対応した個人認証用のタグを同端末に接触してログイン。ユーザー別にアクセス権限を設定できる機能も搭載されている。スタッフによれば、「IPv6に対応することによって、Webへのアクセス管理もできるようになった。」とのこと。また、IPv6自体は規格としてまだ熟成の必要があるとしつつも「2003年末にはIPv6対応製品が登場し始め、2004年以降は主流になるのではないか」との見解も示した。


RFIDタグ。個人情報などが登録されており、端末を起動するキーとなる	電源が投入された試験端末。まだログインしていないため、端末左のLEDが赤く点灯している


タグを接触させてログイン完了。ログインに成功すると左のLEDが緑に点灯する	端末本体裏側。左にRFIDリーダー、右に無線LANモジュールが埋め込まれている

■ ＵＲＬ
　ニュースリリース
　 http://www.nokia.co.jp/company/release_030314.html
　 Net.Liferium 2003
　 http://www.netliferium.jp/
　ノキア・ジャパン
　 http://www.nokia.co.jp/i

（鷹木創）
2003/03/14 21:05

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