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サンディスク、携帯向けの小型SDカード「miniSD」を3月発売
「miniSDカード」を手に説明するサンディスク代表取締役社長 櫛山壽夫氏
サンディスクは、携帯電話向けに小型のSDメモリーカード「miniSDカード」を3月から日本で発売すると発表した。価格はオープンプライスとなっているが、SDメモリーカードと同程度の価格になる予定。
「miniSDカード」は、SDカードの業界団体「SDアソシエーション」により規格化されたもので、従来のSDメモリーカードと比べ体積で約60%小型化されたフラッシュメモリカード。百円玉とほぼ同じ大きさで、メモリースティックDuoなどと同じく、携帯電話向けに開発された。本体サイズは20.0×21.5×1.4mmで、重さが約1g。
miniSDカードの概要
専用アダプター(左)と「miniSDカード」本体。百円玉と同程度の大きさ
搭載されているコントローラなどは、SDメモリーカードのものと同じで、転送速度、動作電圧なども従来のSDカードと同等となる。専用アダプタを利用して、SDメモリーカード対応機器に装着して使用することも可能。無線LANなどの機能を備えたminiSDカード版のSDIOカードの提供も予定されている。
miniSDカードでは、将来の拡張のために接合部に2本のピンが追加されている。ただし、追加されたピンの用途は未定とのこと。また、miniSDカード本体に搭載されていないライトプロテクトスイッチだが、専用アダプタに同スイッチが付いており、プロテクトをかける場合は、こちらを利用することになる。
各種小型メモリーカードとの比較
SDカードとminiSDカードの比較
裏面には合計11ピンの接合端子が見える
サンディスクのリテール向けフラッシュメモリーのラインナップ。左にminiSDカードがアダプタとともに掲げられている。となりのSDカードとくらべてもその小ささが分かる。また中央右付近には、4GBのCFカードなどもならべられている
同社ではこのほか、4GB/2GBのCFカードと、1GB/512MBのSDメモリーカードも開発したと発表した。米本社の発表によると夏頃からの発売となっているが、日本での発売についての具体的なスケジュールは発表されなかった。同社によれば「日本では大容量製品よりも、比較的安価な容量少ない製品が売れる傾向がある」として、日本での発売スケジュールは明らかにされなかった。
米国での店頭予想価格は、CFカードでは、4GBモデルが999.99ドル、2GBモデルが499.99ドル。SDカードでは、1GBモデルが329.99ドル、512MBモデルが196.99ドルとなっている。
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URL
ニュースリリース(英文)
http://www.sandisk.com/about/press.asp
サンディスク
http://www.sandisk.co.jp/
(鷹木 創)
2003/03/14 19:47
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