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SSIおよびSSIトリスターは、ソースネクストへ損害賠償を求める訴状を東京地方裁判所へ3月7日に提出したと発表した。昨秋にソースネクストから、携帯電話用ユーティリティソフトの著作権侵害を理由に販売差し止めの申し立てなどが行なわれたことに対するもので、SSIでは「著作権侵害でないことが明白であるにも関わらず、あえて申し立てたソースネクストの行為は不当」としている。
今回SSIが提訴した内容は、SSIの携帯電話用ユーティリティソフト「携帯万能8」が、ソースネクストの「携快電話6」のソースコード以外の部分で著作権を侵害しているとして、2002年9月にソースネクストが「携帯万能8」の販売差し止めの仮処分申請が行なわれたことに対するもの。「著作権侵害ではないことを認識できる状況にありながら、あえて仮処分申請を申し立てたことは不法行為」として損害賠償を求めている。
なお、ソースネクストは「SSIが発売した新製品“携帯万能9”では、著作権侵害と指摘した部分が変更された」として、販売差止仮処分申請を2002年12月に取り下げている。
SSIによれば、仮処分申請以前の2002年夏に、ソースネクストが流通業者やSSIの取引企業に対して、「SSIの製品は商標権、著作権を侵害している」とする書面を配布しており、ソフトの販売を取りやめたり、小売店側が取り扱いを拒否するといった事態が発生し、損害を被ったという。
今回提訴に至った経緯について、SSIでは「自ら著作権侵害を申し立てながら、取り下げるというのはやはり意図的なことではないのか。金額よりも、法を利用して他社の業務を妨害する行為に対する問題提起」としている。
提訴されたソースネクストでは、「訴状が届いていないので、コメントできない」としている。
■ URL
SSIトリスター
http://www.ssitristar.com/
ソースネクスト
http://www.sourcenext.com/
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(関口 聖)
2003/03/11 18:10
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