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日本語変換と予測を同時に行なう組込向け入力システム「Advanced Wnn」
オムロンソフトウェアITB統轄事業部NS事業部SP営業グループ
山野恵一郎氏による説明が行なわれた
オムロンソフトウェアは、「わかりやすくて」「簡単に」「少ないキー」をコンセプトに、組込機器向け日本語入力システム「Advanced Wnn(うんぬ)」を開発したと発表した。
今回発表された「Advanced Wnn」は、変換機能と予測機能を同時に実行できる学習型日本語入力システム。携帯電話など文字入力機能が貧弱な端末で使用されることを前提に開発されており、少ないキー操作でも日本語入力が可能になっている。同システムで文字を入力すると、変換辞書と予測辞書の中から頻度データを基にした候補順に表示され、選択された候補の品詞情報に応じて、次に繋がる関連候補も表示される。例えば「今日」という候補を選択すると、何も入力しなくとも表示エリアに「です」や「が」などの関連候補が表示される。
同システムでは、学習エリアや辞書エリアが機能別に細分化されている。アドレス帳を入力する場合は、人名辞典や地名辞典などの学習機能が、電子メールを作成する場合は、絵文字や略語辞典などの学習機能がそれぞれ働くようになった。また、路線乗換えなどを利用する際も、駅名辞典などそれぞれの項目にあった辞書が優先して起動するようになっている。
また、搭載されている辞書などの品詞体系が再構築されており、一部の口語表現にも対応。これまで、「飛んでッ茶右」「白なそう」と変換されていたものが、同システムでは「飛んでっちゃう」「知らなそう」と変換されるようになった。このほか、活用語尾を別途追加することも可能で、表面的にではあるが「方言」を再現することもできる。「~べや」(東北方言)、「~ぞな」(愛知方言)などの方言に加え、「~ピョン」「~っちゃ」「~ナリ」などの活用語尾のバリエーションを辞書化した「オモシロ ダウンロード辞書」も提供される予定。
同社によれば、1つの単語に複数の意味や読みを持たせることができる「Advanced Wnn」の日本語変換エンジンを利用して、英和辞書のように単語を検索することもできるとしている。
同システムのROMサイズは、エンジンに61KB、約6万語が収録された基本辞書に767KB。RAMサイズは、エンジンに30KB、スタックに4KBとなっている。エンジンサイズに関しては同社がすでに提供していた携帯端末向け「モバイルWnn」よりも、小さいものになっている。学習エリアや単語登録エリアは可変となっているが、約1,000語学習する場合は32KBの、約100語登録する場合は7KBの不揮発性RAMがそれぞれ必要となっている。
同社では、同システムを搭載する携帯端末などについては現在のところ明らかにできないというものの、「モバイルWnnなどの従来製品が提供されていなかった、カーナビゲーションシステムやデジタルカメラなどの分野にも供給したい」としている。
発表会場では「Wnn」シリーズの由来から説明が開始された
「Advanced Wnn」の製品コンセプト
予測辞書機能
「ケータイ」と入力すると、自動で関連する候補が表示される
活用語尾のバリエーションに応じて、さまざまな追加辞書が用意される
英和辞書のように引くことも可能
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URL
ニュースリリース
http://www.omronsoft.co.jp/press/awnn_01.html
オムロンソフトウェア
http://www.omronsoft.co.jp/
(鷹木 創)
2003/02/25 18:07
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