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総務省は、海外向けに製造されているW-CDMA端末を日本国内で運用する際に、EUの定めた規格を満たした上で「CEマーク」を付加することを義務付ける告示案を発表した。これにあわせ、同案に対する意見を3月14日まで募集する。
今回発表された告示案は、海外向けW-CDMA端末を日本国内で運用する際に、端末へEUが定めた規格「EN 301 908-2」「EN 50360」それぞれの基準を満たし、「CEマーク」を表示することを義務付けるもの。衛星携帯電話が国内で運用できるよう定められた規定に追加される。
同省では、日本をはじめとして世界各国で3Gサービスが開始されていることに伴い、国内へ持ち込まれる海外向け端末を利用したいというニーズに対応するために告示改正へ踏み切ったという。
新告示案は、あくまで規格準拠を示すロゴの付加に焦点を当てたものだが、総務省担当者は「海外で利用されているW-CDMA端末を日本国内で利用できるようにするための第一歩と考えて差し支えない」という。今後各事業者から申請があれば、アメリカや欧州、アジアなどで出荷されているW-CDMA端末が、日本国内で使用できる日もさほど遠くないかもしれない。
■ URL
報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030214_4.html
(関口 聖)
2003/02/14 17:13
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