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携帯やデジカメの画像を印刷できる「プリモード」が2月15日スタート
NECモバイリング 法人ソリューション統括部 ソリューション企画部 部長の島田博輝氏
NECモバイリングは、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラの画像をキオスク端末を利用してプリントアウトできるサービス「プリモード」を2月15日から本格的に提供する。利用料は1分100円で、1回のプリントにつき200円程度かかる見込み。専用端末は、全国のアミューズメント施設やスーパーなどに設置される。
「プリモード」は、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラで撮影した写真を専用キオスク端末でシールタイプの印画紙にプリントアウトできるサービス。同社は、2002年10月に事業概要を発表し、2003年1月からは試験端末を利用して首都圏を中心にテストサービスを提供してきた。
キオスク端末には、NTTドコモ・J-フォン・auそれぞれの端末と接続可能なシリアルケーブルのほか、赤外線ポート、メモリースティックやSDカードなどの小型記録媒体に対応したカードスロットなどが装備されている。全キャリアのカメラ付き携帯電話で利用可能とのことだが、NTTドコモのFOMA端末は赤外線通信のみ対応。また、J-フォン端末ではJ-SH51およびJ-SH52の2機種で、SDカード経由での利用となる。なお、同社では、最新機種や未対応端末をサポートしていく予定。
プリクラのように、フレームや落書きなどを付加・編集して印刷することも可能だが、履歴書などで利用できる証明写真もプリントできる。印刷時には最大36分割までレイアウト可能だが、証明写真は9分割モードでの利用となる。
5月の連休明け前後には、キオスク端末をインターネットに接続して、画像保管スペースを提供する予定という。パソコンから画像を転送して、キオスク端末で印刷したり、東京でアップロードした画像を大阪の端末から印刷できるようなサービス形態が予定されている。
島田氏は、携帯電話やデジタルカメラに依存した市場ではなく、新たな市場になるとの見通しを語った
サービスインにあたり、同社が一般ユーザーに対して行なった調査結果
同社は、今回の本格的なサービスインにあたり、10日都内で記者会見を行なった。会見には、同社 取締役支配人 田中良博氏からサービス開始に向けた同社の決意が述べられたほか、法人ソリューション統括部 ソリューション企画部 部長の島田博輝氏から具体的な展開状況などが披露された。
島田氏は、「実際にカメラ付き携帯電話を利用したときに、(今回のサービスを)思いつき、社内を説得した」と同サービス開始に至る経緯を述べた。また、「一般ユーザーに喜んでもらえる製品として提供していきたい。これまでは画像をメールでやり取りするなど、あくまで携帯電話の中だけだった」と語り、「プリモード」がユーザーのニーズを的確に捉えた製品であることをアピール。さらに「私のようなおじさんでも使ってもらえる」(島田氏)として、親しみやすいサービスであることを強調していた。
また島田氏は、「春にはソニーから100万画素のカメラを搭載した端末が出ると聞いている。秋口には200万画素モデルも出るだろう。高画素になればなるほど、撮影した画像は高画質になり、新サービスの利用が促進される。また、高画質によるファイルサイズの増大は、保管スペースを提供することでユーザーのニーズに応えられる」との見通しを語った。
このほか同氏は、他社が同様のサービスを発表していることに対して「現在流通している携帯電話は、元々画像を外に出すことを前提に開発されていない。そのため外部接続端子の扱いが難しい」と述べ、携帯電話製造にも関わる同社が技術力で先んじているという自信を見せていた。
携帯電話を模した筐体デザインの専用端末。画面のナビゲーションと音声ガイダンスで操作をサポート
正面パネルで、対応端末リストや操作方法などを掲示。
会見後、会場に設置されていた専用端末を使用してみた。操作開始時は、証明写真モードかフレームなどを編集できるモードのどちらかを選択する。カメラ付き端末から画像を転送する時間は1分前後で、転送後にサムネイル表示される画像から印刷したいものを選ぶと編集画面に遷移する。この時点で課金(1分100円)がスタートする。編集が終了するまで課金され、画面にはタイムリミットが表示される。
今回はデモということで、利用方法を案内するスタッフが配置され、1分以内でスムーズに印刷開始まで行なうことができたが、初めて利用するユーザーはもう少し時間が必要となると思われる。刷り上った印画紙の画質は、アミューズメント施設などのプリクラ端末と同等。同社では、対応端末の増加や保管スペースの提供など、今後のサービス展開によって、これまで存在しなかった新たな市場創出を目指していくという。
接続コネクタはPDC用とCDMA用を装備
対応メディアはSDカード、メモリースティック(Duo含む)、MMC、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、マイクロドライブと多岐に渡る
操作開始後に画像の転送方法を選択。赤外線ポートを選ぶと1枚ずつの転送となる
画像編集画面。担当者が持っていた携帯電話で撮影してもらった画像をプリントする
用途にあわせて最大36分割までのレイアウトが可能。証明写真モードでは9分割となる
編集終了から印刷終了まで約40秒
印刷されたシールプリントを300dpiでスキャンしたもの。なお、撮影した端末はN504iS
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URL
NECモバイリング
http://www.nec-mobiling.com/
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NECモバイリング、携帯電話の画像をプリクラシールに
(関口 聖)
2003/02/12 13:38
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