電気通信事業者協会(TCA)は、2003年1月末現在の携帯電話・PHS加入者数を発表した。
携帯電話加入者数では、NTTドコモが159,000人、auが115,000人、J-フォンが133,400人の純増と3社横並びの結果となった。また、ツーカーは21,300人の純減となっている。
第3世代携帯電話では、auのCDMA2000 1xが639,000人の純増と好調なペースを維持。これに対し、NTTドコモのFOMAは、新端末を発売したものの、2,600人の純増とやや伸び悩んでいる。また、12月20日にサービスが開始されたJ-フォンのVGS(Vodafone Global Standard)は3,500人の純増となっており、一見するとFOMAを上回る人気のようにも見えるが、J-フォンによれば、これはあくまでもVGSのUSIMカードの契約総数。この中には日本国内では使用できないGSM端末の利用ユーザーの数が含まれていることに注意する必要がある。
なお、インターネットサービスの利用者については、iモードが360,000人、EZwebが174,200人、J-スカイが173,300人の純増となっている。
一方のPHSサービスは、DDIポケットが東京、北陸、東海合わせて9,900人の純増を記録したが、東北の6,600人の純減がひびき、全体では500人の純増に止まった。NTTドコモとアステルは、それぞれ30,000人、6,800人の純減と、厳しい状況が続いている。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
159,000 |
43,033,000 |
au |
115,000 |
13,582,900 |
ツーカー |
-21,300 |
3,828,100 |
J-フォン |
133,400 |
13,456,200 |
総計 |
386,100 |
73,900,200 |
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
2,600 |
154,600 |
au |
639,000 |
5,312,500 |
J-フォン |
3,500 |
4,700 |
総計 |
645,100 |
5,471,800 |
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
360,000 |
36,569,000 |
EZweb |
174,200 |
11,947,300 |
J-スカイ |
173,300 |
11,718,900 |
総計 |
707,500 |
60,235,200 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
DDIポケット |
500 |
2,969,300 |
NTTドコモ |
-30,000 |
1,732,000 |
アステル |
-6,800 |
831,200 |
総計 |
-35,300 |
5,532,500 |
【PHS:インターネット接続サービス契約数】 ※NTTドコモグループ、アステルは利用者数未公開 |
事業者 |
サービス名 |
純増数 |
累計 |
DDIポケット |
H"LINK対応端末利用者数 |
-10,000 |
2,350,000 |
Eメール利用者数 |
-20,000 |
1,110,000 |
■ URL
ニュースリリース
http://www.tca.or.jp/japan/daisu/yymm/0301matu.html
■ 関連記事
・ TCA、12月末現在の携帯・PHS加入者数速報
(湯野 康隆)
2003/02/07 17:26
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