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同社は、4日都内で記者会見を催し、事業概要の説明とともに開発中のアダプタを用いたデモンストレーションを披露した。 今回発表された事業内容は、任天堂のGBA向けアダプタの販売と動画や音楽などのコンテンツを記録したスマートメディアを販売するというもの。2月14日に発売予定の新型機「ゲームボーイアドバンスSP」でも利用可能。 当初はコンテンツを記録したスマートメディアとアダプタが同梱されたパッケージのほか、コンテンツ入りスマートメディアが単体で販売される予定。コンテンツ配信に利用される記録媒体はスマートメディアとされているが、従来タイプのID付きスマートメディアとは異なるものだという。 また、何も記録されていない専用スマートメディアの提供も予定されており、コンビニエンスストアなどに配置されているキオスク端末を利用したコンテンツ購入も可能となる見通し。ただし、著作権保護や複製防止のため、個人ユーザーが独自でコンテンツをスマートメディアに記録できる環境は提供されない予定だという。 再生用ソフトウェアやコーデック技術などはアダプタではなく、メディア側に含まれる。32MBのスマートメディアに、約24分間の動画を記録できるとのこと。動画のコーデックは、GBAに搭載されているARM-7 CPUに対応しているものの、ビットレートなど、そのフォーマットの詳細は明らかにされていない。 プレゼンテーションを行なったam3代表取締役 社長の吉田望氏は「当初は動画コンテンツから提供するが、プロモーションビデオなどの音楽や、英語などの学習教材などのほか、法人向けにも広告や美術館のガイドコンテンツなどを提供していきたい」と述べ、将来の事業展開を語ったほか、ヨーロッパやアメリカなどでも同様のサービスを提供していく予定であることも明らかにされた。 アダプタなどは、まず5月下旬からテスト販売され、2002年秋頃に本格的な提供の予定という。テスト販売の流通経路などは現在検討中とのことだが、限定された数量での提供となるようだ。本格展開後には、ゲームショップや玩具店のほか、コンビニエンスストアなどで販売される予定。
■ ＵＲＬ エーエムスリー http://www.am3.co.jp/ （関口 聖） 2003/02/04 17:27 | |||||||||
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