NTTドコモは、2002年度第3四半期(10月~12月)のオペレーションデータを公表した。PDCのARPU(1契約者あたりの月間平均収入)は微増傾向で、FOMAのARPUは大幅増加している。
同社の携帯自動車電話契約数は、4,287万4,000契約となり、前期(2002年度第2四半期)の4,216万2,000契約から71万2,000契約増加した。このうちFOMAは15万2,000契約で、1万6,300契約増加している。なお、同社では2002年11月にFOMA契約数の目標数を32万契約に下方修正している。FOMAの新端末は東京では1月から発売されているが、目標達成にはかなり厳しい状況だ。
PDC契約における音声利用とiモード利用を含めた総合ARPUは、8,200円となり、引き続き微増傾向にある。APRUの内訳は、音声利用では6,430円(前期6,460円)とわずかずつではあるが、減少傾向のまま。一方のiモード利用では1,770円(前期1,710円)と着実に増加している。また、FOMAのARPUは前期7,250円から7,750円で、大きく増加しており、第1四半期の7,800円とほぼ同額まで回復している。
PHSでは、契約数が176万1,000契約(前期182万9,000契約)と減少。総発信時間のうち、データ通信が占めた時間が前期77.1%から77.7%と微増している。なお、同社では、2月1日から3月31日までPHSの新規契約事務手数料3,000円を無料にするキャンペーンを行なっている。
さらに新規契約を検討しているユーザーに向けて、「定額制サービスには新機種が必要」と案内しており、これまで「検討している」とされてきたPHSデータ通信の定額制サービスが、時期は未定ながらも本格的に導入されることが窺われる。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0203.html
(関口 聖)
2003/02/03 19:22
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