ハンドスプリング、新CPUを採用、カラー液晶を搭載したVisor

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ハンドスプリング、新CPUを採用、カラー液晶を搭載したVisor

発表会でハンドスプリングの戦略説明と新製品紹介を行なったジェフ・ホーキンス氏

　ハンドスプリングは、Palm OSを搭載したPDA「Visor」の新製品２機種を発表。Visorでは初のカラー液晶を搭載した「Visor Prism（バイザープリズム）」と、モノクロ液晶を搭載した「Visor Platinum（バイザープラチナ）」を12月上旬に発売する。標準価格は「Visor Prism」が４万9800円、「Visor Platinum」が３万4800円。

　両機種とも、Palm OSの最新バージョンPalm OS 3.5.2Hを搭載した。これにより、赤外線を使用したホットシンク（パソコンとのデータの同期）が標準で可能となったほか、カラー表示にも対応し、モノクロ機ではOSレベルで16階調のグレースケール表示に対応した。また、予定表やアドレスなどで、プライベートのカテゴリーに設定したデータにはマスキング表示されるようになった。

　CPUにはいずれもDragonball VZ 33MHzを採用。8MBのメモリを内蔵した。インターフェイスは、Visorの特徴ともなっている背面の拡張スロット「Springboard」のほか、USB、赤外線、シリアルに対応（シリアルポート用のクレードルは別売）。

　また、ソフトウェアは導入済みのPalm OS標準ソフトなどのほか、Windows/Macintosh版Palm DesktopがCD-ROMで付属。新たにもう１枚CD-ROMが付属し、ATOK Pocket（製品版）、PalmScape、PalmScape Mailなどが収録されている。

（工藤ひろえ）
2000/10/16 14:56

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