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昨年12月、NTTドコモは、iモーションメールに対応したFOMA端末3機種を発表した。2003年1月23日現在、「F2051」「N2051」の2機種が発売されている。両端末とも赤外線通信機能をサポートしているが、504iSで撮影した画像や、FOMA端末でも同一機種同士でなければ、静止画のデータ送受信が利用できない場合があるようだ。編集部の端末で、実際に赤外線通信を試してみた結果、以下のような結果になった。
まず、「P504iS」で撮影したiショット画像を、「F2051」や「N2051」へ送信してみた。どちらも送信は不可能で、表示されるコメントに違いがみられた。「F2051」では、「赤外線 保存できないオブジェクトです」と表示され、「N2051」では、「このデータは登録できません」となった。
こうした結果について、富士通では、「FOMAと504iSに搭載されている赤外線通信規格が異なるため」とコメント。一方のNECでは、「同機種同士(N2051同士)でのデータ通信については確認済み」とするに留まっている。
また、「F2051」「N2051」のFOMA同士でも、端末で撮影した静止画の送受信を行なってみた。その結果、両端末とも送受信は不可能だった。なお、「N2051」から「F2051」に送信した場合には、画像データがメモ帳として受信され、文字化けしたデータが送信される状態になった。
NTTドコモによれば、FOMA端末同士による赤外線を使った静止画像の送受信は、各メーカーに依存するという。メールや電話帳、ブックマークといったものは送受信可能とのこと。なお504iS同士では、画像の送受信も問題なく行えるとしている。また、ドコモのサポートセンターによると、同一機種同士での画像データの送受信はサポート内とするものの、FOMA端末同士でもメーカーが違えば、「ユーザーの責任で行なうことになる」としている。
こうした状況に関して富士通では、「おそらく、次回の富士通製FOMA端末では、504iSシリーズとの画像の送受信も可能になるのではないか」とコメントしている。
昨年12月の発表時点では、ドコモは今回のFOMA端末を「504iSシリーズ相当になる」としていた。現在同社では、504iSシリーズを使って、仲間内で赤外線による画像送受信を楽しむ様子をテレビCMとして放送している。FOMA端末の赤外線の対応状況を考えると、現状ではFOMA端末で仲間同士で赤外線を使って画像送受信を楽しむ場合は、同一機種を持たなければならないようだ。
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「F2051」で表示された画面。送信した場合は「赤外線 送信できません」と表示された
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「N2051」で表示された画面
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・ NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
・ 富士通
http://jp.fujitsu.com/
・ NEC
http://www.nec.co.jp/
・ ドコモ、iモーションメール対応の「F2051」を1月18日発売
・ ドコモ、ツインカメラを搭載したiモーションメール対応端末「N2051」
(津田 啓夢)
2003/01/23 20:16
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