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富士通製FOMA端末「F2051」
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NTTドコモが18日に発売した富士通製FOMA端末「F2051」の店頭における“買い増し価格”が、これまでの機種に比べ、大幅に値下がりしている。
「買い増し」とは、既存のFOMAユーザーが新たに番号の入っていないFOMA端末を購入するケースを示し、ドコモショップなどFOMA端末を取り扱う店舗で案内されている。504iシリーズなどのPDC端末からFOMA端末へ買い換える場合は「機種変更」となり、「買い増し」とは異なる価格となる。FOMAでは、USIMカードを差し替えて利用できるようになっていることから、買い増し価格は「新規契約価格」「機種変更価格」と同等もしくはそれ以上の高値となっていた。
現在各店舗で案内されている「F2051」の買い増し価格は、15,000円~17,000円となっており、「機種変更価格」よりも安価で提供されている。NTTドコモは、「独禁法もあって、店頭価格は店舗ごとに各自設定している」と、現在の価格は一律ではないとしているが、既存のFOMAユーザーは、今後発売されるFOMAの新機種も比較的安価に入手できそうだ。
なお、NTTドコモは、今回投入されるFOMA端末より、当面の間は開発費の半額をメーカーに対して支払うことを明らかにしている。これにより、今後販売されるFOMA端末は、既存のFOMA端末の販売価格よりも値下げされることと見られていたが、新規契約価格よりも買い増し価格が安くなるという事態はまさに予想外。
同社は、旧機種となる端末の販売を取りやめる方針であることも明らかにしているが、「優待キャンペーンとして行なっている。既存ユーザーにもより高機能な端末を利用していただきたいという方針の一環」(同社広報)として、旧機種出荷停止の理由と同一としている。
・ NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
(関口 聖)
2003/01/21 19:17
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