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携帯サイトで声紋認証エンジンを用いた本人認証ASPサービス
日本エンタープライズは、ニュアンス・コミュニケーションズと提携してモバイルコマース向けの声紋認証サービスを開始した。現在営業をかけており、2003年2月上旬にも本格的に展開する。利用料は2,000コールで10万円程度で、それ以上のコール数に対しては従量課金制を想定している。
今回の声紋認証サービスは、ニュアンス・コミュニケーションズの声紋認証エンジンを利用した本人認証ASPサービス。携帯電話向けサイトでは、これまで本人認証を行なうためにIDやパスワードを入力する必要があった。同声紋認証サービスを用いることで、入力の手間を省略できるという。
認証を行なうためには、あらかじめユーザーの名前や住所を音声で登録する必要がある。コンテンツプロバイダなどモバイルコマースを提供する企業や、モバイルバンキング・株式取引など本人認証を必要とする多くサービスで利用を見込んでいるという。
日本エンタープライズでは、ID・パスワードを使った本人認証ではID・パスワードが知られてしまえば他人の携帯電話からでもサービスが利用できる弱点があるとし、また個人の資産や情報が携帯電話を通じて流通する状況下では、セキュリティシステムが薄弱だとしている。同社によれば、「声紋は風邪をひいたり年齢を重ねても声紋は変わらない」としており、「ほぼ100%の確率で声紋認証できる」という。
日本エンタープライズでは、各携帯電話サイトに合わせたソリューション面での企画・開発・営業を行なう予定。アプリケーションの開発はバズヒッツが担当するという。なお同社では、携帯電話サイト上での声紋認証ASPサービスで2004年5月末までに50社の顧客獲得を見込む。
・ 日本エンタープライズ
http://www.nihon-e.co.jp/
・ ニュアンス・コミュニケーションズ
http://www.nuance-j.co.jp/
・ バズヒッツ
http://www.buzzhits.co.jp/
(津田 啓夢)
2003/01/06 16:43
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