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日本セキュリティアンドサービス、加藤電機、富士通、綜合警備保障、トランス・コスモス、安心ダイヤル、あいおい損害保険の7社は、GPSとDDIポケットのPHS網を使った自動車盗難防止システム「Keep-eye（キープアイ）」を開発した。販売元の日本セキュリティアンドサービスは、今年11月より限定販売を開始し、2003年3月にもデンソー東京およびその他販売代理店経由で発売する。本体価格は55,000円で、月額利用料が1,980円～。 「Keep-eye」は、GPSとPHS網を使った車両位置検索システムが搭載された国産12V車専用のカーセキュリティーシステム。車に取り付けられたセンサーが、ドアのこじ開けやガラス割れ、GPSアンテナの断線などの異常を感知した場合に、ピエゾ電子サイレンが異常を警告する。車内への不法侵入を感知すると、PHS網を使って安心ダイヤルの運営するKeep-eyeセンターへ異常が通報され、センターよりユーザーへ連絡が入る。センターは365日24時間、オペレーターが待機する。ユーザーの連絡先はあらかじめ5つまで登録可能で、優先順位の高い方から順に連絡される。搭載されたKeep-eye通信端末では通信不可。 通報を受けたユーザー車両が盗難にあったと確認され、ユーザーの要請があった場合に、Keep-eyeセンターがGPSとPHS網を使って車両の位置情報を追跡する。その際、センターからの遠隔操作で強制的にスモールライトを点滅させたり、サイレンによる威嚇、エンジン停止後の車両がエンジンが再始動できない状態（セキュティーON）にすることができる。センターのオペレーターが、該当する車両が10分以上停止したと判断すると、ユーザーに車両のおおよその最終位置情報を連絡先に連絡する。 また、オプションサービスとなるが、最終位置情報をもとに綜合警備保障の警備員を車両のおおよその位置に急行させ、車両の捜索、結果をユーザーへ連絡するサービスも利用できる。 「Keep-eye」の搭載された車両には、リモコンが1つ付加され（オプションで増設可能）、セキュリティーONにするとドアロックされ、車の純正キーでもエンジンが始動しない。同リモコンでは、ガラス割れセンサーをスリープ状態にしたり、駐車場所がPHSの通信圏内かどうか判定したりできるほか、オプションのエンジンスターターを装着すると、リモコンでエンジンの始動も可能。 同システムでは、万一の場合にドアロックの開錠やセキュリティ設定などをKeep-eyeセンターから遠隔操作で対応。オプションで、レッカー現場急行サービスなどのロードアシスタンスサービスも利用できるほか、夜間・休日診療期間情報なども電話で提供される。 このほか、あいおい損保の自動車車両保険の盗難防止装置割引の適用され、全損・分損・車上荒らしなどの被害を受けた場合に条件付きで見舞金も支払われる。なお同システムはターボタイマーとの併用は不可となり、待機消費電流は15mA。 取り付け工事は販売代理店などで行ない、同社ではオプション類の取り付けも電装系の知識が必要となるため、知識と技術のある取付販売店で行なうことを薦めている。 ・ 日本セキュリティアンドサービス http://www.keep-eye.com/ （津田 啓夢） 2002/12/10 14:45 | ||||||
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