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富士通研究所と富士通コンポーネントは、表面弾性波（Surface Acoustic Wave）を利用した光透過率98％の携帯端末向けタッチパネルの開発に成功したと発表した。 両社は、表面弾性波を発生させる圧電トランスデューサの構成などを見直すとともに、高分解能な制御回路を搭載するなどして、PDAや携帯電話などの携帯情報端末で利用できる大きさまで小型化可能な、光透過率の高いタッチパネルを開発した。 両社では、PDAや携帯電話のカラー化などの液晶の高性能化に伴ない、タッチパネルの高精彩化を図っていた。一般に普及している抵抗膜方式のタッチパネルは、複数の層から形成されているため、透過率を高めて表示画像の品質を向上するのは困難だったが、今回採用された表面弾性波方式では、透明基盤1枚でタッチパネルの製作が可能で、透過率を高めるのに適していたという。 両社は、すでに3.2インチの表面弾性波方式タッチパネルの試作品を完成させており、来年春頃に向けて量産体制を整えるとしている。富士通製のPDA「Pocket LOOX」や携帯電話などに搭載される予定。
・ ニュースリリース http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/11/26.html ・ 富士通研究所 http://www.labs.fujitsu.com/ ・ 富士通コンポーネント株式会社 http://www.fcl.fujitsu.com/ （鷹木 創） 2002/11/26 17:00 | ||||||
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