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今回発表された「N504iS」は、31万画素CMOSカメラを装備し、リモコン機能やOCR機能「アクセスリーダー」を搭載したNEC製iモード端末。メインディスプレイは216×160ドット（縦×横）で、６万5536色まで表示可能な約2.2インチTFTカラー液晶。背面に装備されたサブディスプレイは、約１インチで4096色まで表示可能なSTNカラー液晶となっている。このほか、iアプリや28.8kbps通信のサポートや、最大40和音の着信メロディなどが基本機能として備えている。連続待受時間は約460時間で、連続通話時間は約135分。 カメラ機能関連では、名刺などに記載されたメールアドレスやURL、電話番号など一部の記号を含んだ英数字を撮影して読み取る「アクセスリーダー」機能が用意されている。撮影時には読み取るものによって「メールアドレス」「URL」などのモード指定も可能。また、パッケージに同梱される専用レンズを装着すると認識精度が向上するという。 専用レンズは磁石によって「N504iS」のカメラ部分に密着する。そのため、「N504iS」のカメラ部分周辺は専用レンズに適したデザインが施されている。なお、紛失した場合も考慮して、専用レンズはオプション品としても提供される予定。 このほか、最大20コマまで連続撮影できる機能では、撮影間隔を0.5秒/１秒/２秒の３段階に変更できるほか、連続撮影枚数を５～20枚で任意の枚数を指定できる。連続撮影した後、端末に保存する際にアニメーション画像を作成することも可能で、連続撮影で作成したアニメーション画像は、待受画面に設定すると端末を開くたびにアニメが再生される。 通常撮影時は、本体側面に配されたヒンジ側のボタンで撮影可能なほか、もう一方のボタンではファインダーを背面ディスプレイに切り替えて自分撮りを行なえる。またフレーム合成や３倍ズーム、暗闇撮影モードなどが利用できる。最大VGA（480×640ドット）サイズの画像も撮影できるが、NEC広報によれば「携帯電話用ユーティリティソフトなどを利用して、パソコンなどに取り込むことで端末の外部へ画像を移動できる」という。 組み込みタイプのアプリケーションとして提供されるリモコン機能は、テレビやビデオが操作可能で、テレビから約３ｍ程度まで離れても操作できる。出荷時にはソニー、シャープ、パナソニック３社のテレビリモコン用データを内蔵し、その他のメーカーやビデオリモコン用データについては、NECが同社製iモード端末向けに提供しているiモードサイト「みんなNらんど」内でダウンロードできるようにするという。なお、テレビリモコンとして利用した場合、多機能型リモコンに搭載されている学習機能はサポートされていない。 利用できるリモコン機能としては、「その他のリモコン」というカテゴリーも用意されており、発売当初は第一興商が運営する通信カラオケ「DAM」用リモコンデータが提供される予定で、今後エアコンなどを操作できるリモコンデータも提供される可能性もある。 外観は、柔らかなイメージの先代「N504i」から大きく変更され、高級感などを演出することを目的にメタリックな印象でまとめられている。ボディカラーはブライトシルバー、プラネットブルー、フローズンピンクの３色で、外側と内側で異なる配色が施されたツートンカラーとなっている。 「N504iS」の大きさは95×48×19.8mm（高×幅×厚）で、重さは105g。コンセプトとして「コンパクトかつ持ちやすく」という点を目指した結果、横幅は従来モデルとさほど変わりなく、より薄い端末に仕上げられている。
・ ニュースリリース（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew1120.html ・ 製品情報（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/f/n504is.html ・ ニュースリリース（NEC） http://www.nec.co.jp/press/ja/0211/2001.html （関口 聖） 2002/11/20 15:22 | |||||||||||||||||||||
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