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ドコモ、3D対応液晶搭載のカメラ付きiモード端末「SH251iS」
SH251iS(スカイシルバー)
NTTドコモは、31万画素CCDカメラを搭載し、立体的に画像表示が行なえる3D対応液晶ディスプレイを搭載したシャープ製iショット対応端末「ムーバ SH251iS」を16日に発売する。カメラ付きiモード端末ということで、「504iS」シリーズとは異なり、iアプリは利用できない。
今回発表された「SH251iS」は、有効画素数が31万画素のCCDカメラと、画像を立体的に表示可能なTFTカラー液晶ディスプレイを搭載したシャープ製iショット対応端末。メインディスプレイは2.2型(176×220ドット)で、6万5536色まで表示可能なTFTカラー液晶ディスプレイで、背面には1.2型で6万5536色まで表示可能なSTNカラー液晶ディスプレイが搭載されている。
メインディスプレイは、「SH251iS」で撮影したiショット・Sサイズもしくは待受画面サイズの画像を立体的に表示できる。仕組みとしては、画像データを改変するのではなく、液晶ディスプレイ自体の機構を切り替えることで行なう。具体的には、TFTとバックライトの間に光を部分的にブロックする“視差バリア”を配置し、3D表示の際に“視差バリア”を利用することで、光を分散させて左右の目に異なる光が届くようになり、立体的に見えるという。メインディスプレイについて、シャープの開発担当者は「基本は2Dとして美しく表示できること。それがあるから、3D表示も楽しんでいただけるだろう」と語った。
待受時にはマナーボタンを押すことで、1秒もかからず、待受画面を立体表示の画像に変更することが可能。またカメラで撮影した画像もメニューから立体表示画像として保存・閲覧できる。なお、iショット経由などでダウンロードした画像も立体表示させて閲覧することはできるが、保存はできない。
背面ディスプレイは、カメラ起動時にはファインダーとして利用できるほか、背面ディスプレイ近くに配置された3つのボタンにより、簡単なメール閲覧や、保存画像閲覧などの操作が行なえる。背面のボタンは1秒程度長押しすることで、「ライト点灯(左ボタン)」「カメラ起動(中央ボタン)」「キーロック(右ボタン)」といった機能が割り当てられている。
背面にはSTNディスプレイ、カメラ、ピクチャーライト、ボタンが配置されている
レンズ付近に設けられたマクロ切り替えスイッチ
折りたたんだままで、撮影や画像閲覧などが行なえる
31万画素CCDカメラは、先代モデル「SH251i」と異なり、ヒンジ近くに装備。カメラ起動時にテンキーの“*”ボタンを押すと、瞬時にファインダー画面を切り替えることができる。先代「SH251i」にも搭載されていた“ピクチャーライト”は、有効距離が50cmから1m程度になったほか、カラーバリエーションも7色となっており、撮影時に利用することで、カラーフィルターのように利用することも可能。また、5cmからのマクロ撮影にも対応しており、レンズ部にマクロ撮影・通常撮影の切り替えスイッチが設けられている。
このほか、1秒間もしくは2秒間に6コマの連続撮影が行なえる機能や、4コマスチル撮影機能、音声付きで10秒までの動画撮影機能も用意されている。動画はNancy形式とのことだが、メールに添付することはできない。
撮影した画像の専用保存領域として5MBの内蔵メモリも用意されており、iショット・Sサイズであれば1000枚程度まで保存可能。また端末に保存された画像は、先述した立体表示加工のほかに、エンボスなどの画像エフェクト、人物の顔画像に涙などの画像を付加できる「フェイスエフェクト機能」など、多様な編集機能が用意されている。また、電話帳を表示する際には、保存されている画像をサムネイルとして登録できる。
このほか、アンテナ部がテンキー側の本体に備え付けられたり、キーやメニューアイコンのデザインが変更されたりするなど、様々な部分で先代「SH251i」とは異なった外見となっている。これについて、シャープでは「カメラをヒンジ近くにしたのは、手ぶれを少しでも防ぐため。またアンテナをテンキー側にするなど、ディスプレイ部分の本体は画像など“AV機能”を集中させるため」としている。
また、メール作成時などに利用できる入力補助機能として、“あたあさわ(1・4・1・3・0)”と入力して、十字キーの上を押して変換すると“お父さん”と漢字変換まで1回で行なえる「ワンタッチ変換機能」や、朝は“おはよう”、夜は“おやすみ”といった単語が変換候補として表示される際に、時間帯によって優先候補が切り替わる「推測頭出し変換機能」などをサポートした「ケータイShoin」が搭載されている。
「SH251iS」の大きさは95×50×24mmで、重さは約110g。連続待受時間は約360時間で、連続通話時間が約135分。ボディカラーは、スカイシルバー、ジュエルホワイト、エレガントブラックの3色。
パソコンと「SH251iS」間でデータ転送が行なえるソフト「Data link」もシャープから無償提供され、別売りのUSBケーブルを利用することで、画像やメールのデータをパソコンに転送できる。なお、パソコンに転送されたデータは、メールなどは閲覧ができるが、作成や編集は行なえない。また、動画データは保存のみで、閲覧機能などはサポートされていない。
アンテナが隠れ、スッキリした印象
通常の待受時。きめ細やかな表示
キー配列
左:SH251iS 右:SH251i
配列自体は変更がないが、十字キー周辺などで新たなデザインとなっている
アンテナがキー側本体に移動されたため、「SH251iS」のほうが薄く感じられる
メニュー画面もデザイン変更が施されている
撮影した画像を3D表示。残念ながら立体感までは撮影できなかった
電話帳に画像を登録すると、サムネイル表示できる
左からジュエルホワイト、スカイシルバー、エレガントブラック
「SH251iS」に搭載されているディスプレイの構造説明図。上が2D表示時。下が3D表示時(シャープ資料から引用)
・ ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew1113.html
・ 製品情報(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/keitai/251i/sh251is/sh251is.html
・ ニュースリリース(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/021113.html
(関口 聖, 津田 啓夢)
2002/11/13 15:42
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ケータイWatch編集部
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