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今回発表された「Pocket@i」は、バーコードリーダーを内蔵し、無線LANやPHS経由で在庫管理や迅速な顧客対応など業務用途に特化したPDA。240×320ドットで６万5536色表示可能な3.5型半透過型TFTカラー液晶を搭載。OSはWindows CE .NETで、CPUはIntel製でXScaleプロセッサ400MHzで、内蔵メモリはROMが64MB、RAMが64MB。本体上部にバーコードを読み取ることができるレーザースキャナーを装備。 また同じく上部にはCFカードスロット（Type2）、右側面にSDカードスロットも装備されているが、それぞれカバーで覆われており、通常は通信カードの交換やメモリーカードの交換は行なえないようになっている。 ディスプレイ下部には、左からメニューボタン、十字キー、クリアキーが配置。左側面には赤外線ポート、上下キー、電源ボタンなど、そして右側面にはイヤホンジャック、バッテリーカバーがレイアウトされている。また左右それぞれに、アプリケーションによって異なる機能が割り当てることが可能な「トリガー」キーも配されている。 バッテリーはリチウムイオン充電池が採用され、連続駆動時間は最大４時間。バッテリーカバーの開閉が手軽に行なえるよう設計されており、予備充電池を用意しておけば、クレードルでの充電を行なわずに、業務に差し支えることなく利用できるという。このほか、高さ1.2ｍからの落下に耐え、JIS防滴II型など、屋外での利用にも対応した設計になっている。
内蔵のCFカードスロットに装着されるカードによって、PHSモデルの「PW-WT21-02」、無線LANモデルの「PW-WT21-01」、無線LAN・IP電話モデルの「PW-WT21-03」の３モデルが提供される予定。発売時期は「PW-WT21-02」が2003年１月、「PW-WT21-01」が2002年12月、「PW-WT21-03」が2003年３月。価格はPHSモデルの「PW-WT21-02」で18万円で、他のモデルは未定となっている。 さまざまな業務用途に対応するため、本体下部の拡張コネクタに接続できるテンキーやBluetoothによるヘッドセットユニットがオプションで用意される。また同社では、今後ICカードリーダーやプリンタなども提供していきたいとしている。
また、「Pocket@i」の概略を説明した同社執行役員 第二事業本部長の熊谷瑛一氏は「長く業務用機器に携わってきたNECインフロンティアのノウハウの集大成」と語った。なお、今回の「Pocket@i」は一般ユーザー向けには提供されないという。
・ NECインフロンティア http://www.necinfrontia.co.jp/ （関口 聖） 2002/11/12 18:25 | |||||||||||||||||||
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