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日野、東京モーターショーで路線バス乗降アシストシステムを披露
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10月30日~11月3日のの5日間、自動車や自動車関連用品の展示会「東京モーターショー」の商用車ショーが幕張メッセで開催される。29日には、報道関係者向けにその内容が公開された。本誌では、日野自動車のブースで行なわれた路線バス乗降アシストシステム「BT Conductor」のデモンストレーションについてレポートする。
「BT Conductor」は、同社がKDDIとエリクソンと共同で開発した バスや停留所に設置されたサーバーと携帯電話の間をBluetoothで結び、相互に通信させることで乗客をアシストしようというシステム。展示ブースには、停留所も用意されており、バスに乗り込むとソニー・エリクソン製のBluetooth対応のGSM端末が手渡された。
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日野自動車ブース
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デモ用のバス
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デモンストレーションが始まると、端末を使ってバスの路線を選択するよう指示がある。続いて、バスを降りる停留所を予約するかどうかメッセージが受信され、スタッフの指示に従って「はい」を選択すると、降りるバス停を選択する画面になる。降車予約が完了すると車内にメロディが流れ、車内前面に設置されたモニターに予約状況が表示されるというものだ。
各停留所に停車すると、目的の停留所までのバス停の数が表示され、目的の停留所に近づくと、降車するかどうか確認メッセージが表示される。ここで「はい」を選択すると、運賃が電子決済されたことを告げるメッセージが表示され、降車となった。
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デモの間は乗降口も閉められ、運転手も同乗して臨場感を演出
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車内は通常のバスと変わらない。
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同社によると、「BT Conductor」の実用化は未定で、あくまで参考出品だという。スタッフによれば、NTTドコモやJ-フォンなどでもBluetoothに対応していればシステムの利用は可能であるとのこと。今後は電子決済を含め、データの送受信を全てBluetoothで行なえるようにしたいと語っていた。
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ソニー・エリクソン端末
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路線を選択
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バス停を選択
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降車予約画面
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目的の路線を表示
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目的地までの停留所の数を表示
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降車予約状況
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停留所をモニター表示
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降車するか選択する
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電子決済画面
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・ 東京モーターショー
http://www.motorshow.or.jp/
・ 日野自動車バーチャルモーターショー
http://hino-motorshow.com/
・ ニュースリリース
http://www.kddi.com/release/2002/1017/index.html
・ 日本エリクソン
http://www.ericsson.co.jp/
・ 日野、KDDI、エリクソン、Bluetoothでバスの乗客をアシスト
(津田 啓夢)
2002/10/29 17:44
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