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Smartphoneは、マイクロソフトが開発した携帯電話向けプラットフォーム。パソコンの「Outlook」のアドレス帳やカレンダーとのデータシンクロ機能が用意されており、USBケーブルやワイヤレスネットワーク経由でActiveSyncが行なえる。このほか、「MSN Messenger」やWML/HTML対応のブラウザ「Mobile Internet Explorer」も標準搭載。Windows Media形式の動画や音声の再生にも対応する。 今回発表された「Orange SPV（Sound, Pictures, Video）」は、携帯電話事業者が市場に投入するSmartphone搭載端末第１弾となる製品。High Tech Corporation（HTC）が開発した。 900/1800/1900MHzのGSM/GPRSネットワーク向けに開発されており、ディスプレイには176×220ドット、６万5536色の反射型TFT液晶を搭載。CPUにはテキサス・インスツルメンツのOMAP 710 132MHzが採用され、16MBのRAMと32MBのFlash ROMを搭載している。SDIO対応のSDカードスロットも装備。外付けカメラもオプションとして用意される。 Orange SPVの大きさは110×45×20mm、重さは95g。連続通話時間は150分、連続待受時間は100時間。英国での店頭価格は１年間の通常契約の場合で179ポンド（外付けカメラ、USBクレードルを含む）。 オレンジでは、フランス、デンマーク、スイスなどでも数週間のうちに同端末を発売するほか、ベルギー、オランダ、スロバキア、ルーマニア、タイでも来年早々に発売する予定。米国でもAT&T Wirelessが来年半ばにSmartphoneベースの端末を発売する見通し。 なお、Smartphone搭載端末のメーカーとしては、今回のOrange SPVを開発したHTCのほか、Sendo、Compalがすでに端末を発表している。さらに、今回の発表にあわせて、Samsung Electronicsも端末の供給を表明している。 ・ ニュースリリース（マイクロソフト、英文） http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Oct02/10-22SmartphoneCategoryPR.asp ・ ニュースリリース（オレンジ、英文） http://www.orange.com/English/corporate/newsreleasearticle.asp?id=66&bhcp=1 ・ Smartphoneの概要（英文） http://www.microsoft.com/mobile/smartphone/ （湯野 康隆） 2002/10/23 15:43 | ||||||
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