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DDIポケットは、フレックスチェンジ方式のデータ通信を利用したユーザーに対して、1回の通信あたり実際の通信時間より最大790秒多く計算されるケースが発生し、誤課金があったことを明らかにした。同社では、対象となる約900ユーザーに対して語課金分を返金する。対象となる期間は、最大2002年2月~9月の利用分。なお同社では、10月中に該当するソフトウェアを改修して対策を講ずるとしており、10月利用分より同様の現象は発生しないとしている。
今回の誤課金は、同社のネットワークシステムの複数箇所で、フレックスチェンジの課金を処理を行なう際のソフトウェアに設定漏れがあったことが原因。実際のサービス利用時間より過剰に課金計算がされ、プロバイダーサービス「PRIN」を利用していた場合も同様に誤課金が発生していたという。
対象ユーザーは約900ユーザーにのぼり、同社では、対象期間の通信時間が月に25時間を超えた場合、超過時間分の料金を全額返金する。なお対象ユーザーには、同社より電話・手紙などで連絡され、ユーザーの口座振替時の口座などに返金される。
フレックスチェンジ方式では、64kbpsの回線交換方式と32kbpsパケット方式の双方を通信状況によって自動切替する仕組みが導入されている。通常、ユーザーがトンネルや、電波の届かない地点に入った場合に、すぐに切断されるのではなく、790秒間は接続が維持され、790秒間通信がない場合は、ソフトウェア上で維持されていた790秒間を除いた通信時間が課金される。またユーザーが790秒以内に通信を再開した場合も、接続維持されていた時間を除いた通信時間で課金される。
今回の誤課金は、このソフトウェア上に設定漏れがあったことが原因で、特定の環境でユーザーが790秒以内に通信を再開した場合に、通信維持された時間も課金されていたという。なお同社では、128/32kbpsのパケット方式、および64kbpsのPIAFS回線交換方式を利用するユーザーにはこの現象は発生しないとしている。
・ ニュースリリース
http://www.ddipocket.co.jp/news/i_h141017.html
(津田 啓夢)
2002/10/17 15:28
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