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松下電器産業は、SDカードを記録媒体に採用し、MPEG-4での動画や静止画が撮影できるカメラ端末「SDマルチカメラ WiLL D-Snap SV-AV30」を12月2日に発売する。店頭価格は、4万7000円前後になる見込み。
今回発表された「SV-AV30」は、MPEG-4形式での動画撮影が可能で、ICレコーダー機能、音楽プレーヤー機能を備えた多機能型デジタルカメラ。1月に発売された「SV-AV10」の後継機となる。様々な企業が統一したブランドイメージで展開している「WiLL」の参画商品として提供される。
大きさは25.9×61.7×74.6mm(高×幅×奥行)で、重さは約95g(バッテリー、SDカード含まず)。記録媒体にSDカードが採用され、2型カラー液晶モニターを装備。付属のバッテリーでは約1時間30分の連続動画撮影が可能。
また有効画素数が31万画素のCMOSカメラを搭載し、MPEG-4形式で、QCIF(176×144)サイズまたはQVGA(320×240)サイズの動画やVGA(640×480)サイズの静止画が撮影できるほか、最短撮影距離は50cmで、デジタルズームは2倍まで。先代「SV-SV10」に比べ、動画撮影時のフレームレートが15fpsに強化されている。MPEG-2 AAC、またはMP3(サンプリングレート:32kHz、44.1kHz、48kHz)の音楽データも再生できる。
パッケージには、8MBのSDカードや、充電機能が付加されたAV入出力端子「AVクレードル」などが同梱される。ボディカラーは、「シルバー」「ブルー」「イエロー」「ホワイト」の4色。
また同社は、「SV-AV30」や同社製SDカード対応オーディオプレイヤー「SD-SV80」など向けに著作権保護機能が施された音楽データを生成・転送できるソフトウェア「SD-Jukebox Ver3.0」とUSBリーダーライターが同梱された「SDオーディオPCレコーディングキット SH-SSK10」、および「SD-Jukebox Ver3.0」単体の「SDオーディオPCレコーディングソフト SH-SS10」を12月2日に発売する。価格はオープンプライスだが、「SH-SSK10」が7000円前後、「SH-SS10」が5000円前後になる見込み。
シャープ製のJ-フォン向け携帯電話「J-SH51」「J-SH52」ではSDカードに記録されたMP3データを再生可能だが、「SH-SSK10」では動作保証されていないものの、同社担当者は「(検証はまだだが)問題ないと思う」としている。
このほか、SDカードスロットを搭載したモバイルプリンタ「SV-P30」も発表された。こちらは10月10日に発表された「SV-P20」と同等の性能だが、「SV-P30」のパッケージには「お試しプリントセット」が同梱される。価格は3万8000円前後になる見込み。
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「SV-AV30」。下段左からシルバー、ブルー、ホワイト、イエロー
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・ SV-AV30 ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn021015-3/jn021015-3.html
・ SH-SSK10/SH-SS10 ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn021015-5/jn021015-5.html
・ SV-P30 ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn021015-4/jn021015-4.html
・ 松下、SDメモリーカード対応のモバイルプリンターなど
・ 松下、SD採用のコンパクトMPEG4カメラ
(関口 聖)
2002/10/15 17:56
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