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総務省は、今年3月に行なわれた電気通信サービスの内外価格差に関する調査の結果を発表した。東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ジュネーブの6都市におけるインターネットや携帯電話などの料金について調べたもの。
同調査によれば、携帯電話の料金は基本料金に一定時間の通話料金を組み込んだパッケージ型プランが主流となっており、バリエーションが多く、単純には比較できないが、東京は比較対象サービスの中では最も高くなっている。比較対象とされたのは、各国のパッケージプランのうち、日本の平均月間通話時間(約2時間)に近い通話料金を組み込んだもの。
東京ではNTTドコモの「おはなしプラスL」が比較対象とされており、月額5310円(「いちねん割引」を適用した場合)であるのに対し、ニューヨークは月額4190円、ロンドンは月額3998円、パリは月額3055円、デュッセルドルフとジュネーブは該当サービスなし、となっている。なお、通話料金については、ほぼ平均的な水準にあるとされている。
ただし、2000年度の日本の全携帯電話事業者の距離別、時間帯別、着信先別の平均利用実績に基づき設定された「東京モデル」で比較すると、東京の料金は月額5576円で平均的な水準となるという。東京モデルでの月額料金は、ニューヨークが4956円、ロンドンが6282円、パリが3658円、デュッセルドルフが6736円、ジュネーブが7233円。
・ ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020911_1.html
(湯野 康隆)
2002/09/11 18:49
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