アイコンは、9月6日に発売されたNTTドコモのPDA「musea」に、外部からアプリケーションを自動的に起動させる規格「Wake On Ring」に準拠した同社のミドルウエア「AICON Wake-Up」が利用されていることを明らかにした。また同社は「AICON Wake-Up」の開発を強化していくこともあわせて発表した。
同社が開発した「AICON Wake-Up」は、PDAに装着されたデータ通信カードに電話をかけ、PDA本体を起動させて任意のアプリケーションを起動できるミドルウェアソフト。MCPC(Mobile Computing Promotion Consortium)が定めた規格「Wake On Ring」に準拠しており、たとえば新着メールが届くと自動的に受信するといったことが可能になっている。
また「musea」に搭載されている「AICON Wake-Up」には、通信可能エリアに通信カードを装備したPDAが移動すると、自動的に通信を行なう機能「Wake On Radio」がPocket PC搭載端末としては初めて実装されているほか、同社のWebサイト自動巡回ソフト「Auto Web Recorder」も搭載されている。