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NECのインターネットシステム研究所は、雑誌や新聞などのコンテンツをレイアウトを崩さず、効率的に圧縮し、配信できる技術を開発したことを明らかにした。PDAやノートパソコンなどでの閲覧が想定されているもので、同研究所では１年後を目処に実用化したいとしている。 今回開発された新技術は、次世代の画像フォーマット「JPEG2000」を利用したもの。より高い効率で圧縮を行なうだけではなく、レイアウトの一部分だけを精細に表示可能で、エンドユーザーが選択した見たい情報は精細に、その他は圧縮されているデータが配信可能になっているという。また精細な部分を優先的に送信するため、最終的なデータ容量は大きなものになる場合もあるが、ユーザーにとってはストレスが軽減された閲覧が可能となっており、実際の雑誌を斜め読みするような感覚で、ユーザーは目的のコンテンツへ高速にアクセスできるという。 配信される画像データは、雑誌や新聞の記事などのレイアウトを崩すことなく送信できるが、単純に画像化されたデータではなく、本文テキストなどの情報も内包され、高精度な検索も可能になっているという。 同研究所では、今後コーデックの改良などで、より効率的な圧縮・配信を目指していくほか、専用の閲覧ソフトを無料で提供する予定。なお、同ソフトはWindows系OSでの動作を前提としているものの、Palm OSへの提供も考えていきたいとしている。 ・ NEC http://www.nec.co.jp/ （関口 聖） 2002/08/23 18:27 | ||||||
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